ドライバー・フェアウー・ユーティリティの重量・機能
当サイト筆者は、ゴルフ理論でクラブ選定方法、製造方法として振動数理論並びに重量管理理論を提案、平成元年に発明その後、日本で初めて特許を平成6年に取得(第2597789号)、富士通FMRシリーズゴルシスとして、大手ゴルフクラブメーカブリヂストンスポーツや、大手シャフトメーカに情報提供、この分野においてはパイオニアとして貢献してまいりました。その資料を基に当サイトは構成されています。
ドライバーのへッド重量
ドライバーヘッド重量は、シャフト重量のように多様な重さがありません。
ドライバーヘッドはシャフトのエネルギーをヘッドを通してボールに伝える役割があるわけですが、その伝達にはヘッドの重さが重いほど大きく影響する法則が存在します。
インパクトの時、クラブヘッドのエネルギーがボールの運動エネルギーに変換されるのであればヘッドの重量を重くすれば、ボールに与えるエネルギーが増し飛距離が増すことになります。
しかし、これは重量が変化してもヘッドスピードが一定でスイングできると仮定した場合で、実際にはヘッド重量が増えるにつれスイングの慣性モーメントも増大して、逆にスイングスピードが上がらずヘッドスピードが減速してしまいます。
【慣性モーメントは物の振りにくさの単位で、大きくなれば力が必要、振りにくいことになります】
図で示す様に、ヘッドの反発効果はボール初速度をV0、ヘッドスピードをVとすると、 反発効果=V0/Vで表される比率をいいます。
グラフのAはヘッドスピードが一定の場合ヘッド重量に対して反発効果を描いたもので、これから、ヘッド重量が重いほどボールの飛距離が伸びることになります。しかし200gを越える当たりから伸び率は鈍化しているのが読み取れるのがわかります。
グラフのBはヘッド重量が増大したことで慣性モーメントは増しヘッドスピードが落ちるのを理論的に計算したラインになります。
以上から、スイングでインパクト時のボールの反発を良くするにはドライバーのヘッドを重くしなければならないし、ヘッドスピードを上げるには軽くしなければならないと言う、相反する性質を持っているといえます。
グラフのCのラインはA、Bの両方を加味した反発効果を表しています。これから、反発効果はヘッド重量が200g前後をピークに達している事がわかります。
クラブの重量は人それぞれに適した値がありますが、物理的な見地から、ドライバーヘッドの最適重量は200g前後が最適重量であることかがわかります。
これは質量どうしのミート効率でも証明されます。
以下の方程式はヘッド重量200gとボール重量46gとの間で起こるミート率の法則です。
ヘッド重量200g÷(ヘッド重量200g+ボール重量46g)=0.813 になります。
物理学的に100%のミート係数は 1 で、結果1+0,813=1,81 がボールとヘッドがあくまで正面衝突した場合の100%のミートになります。
しかし実際空気抵抗を考ええた場合、1,5が100%のミートを想定されます。
この1.5の値が、ラインCとなります。
以上から、メーカーのドライバーヘッドの重量は198g~200gで12gの範囲内で製作されていますが、ほとんどのドラーバーヘッドは196g前後の製作になります。
さらに、ヘッドが200g前後で製作される理由があります。それはボールの質量に対して最も効果的な反発するヘッドの重さが存在することです。
下の図に示す様に、ヘッドとボールがインパクト時に起きる反発の関係は、ヘッド重量が200gまでは、ボールに対するヘッドの反発係数は増加しますが、200gを超えるとボールの反発係数は横這いになります。
これは、ヘッドの重さが200gを越えると、反発係数がほとんど増加せず、ヘッドの重さだけが増えてしまい、ヘッドバランスが大きくなりスイングができないことです。
逆にスウイングしずらくなりヘッドスピードが減速してしまいます。その結果、ほとんどのメーカのドライバーヘッドの重さは200g前後で製作されているのです。
ヘッド重量とスイングの関係
重いヘッドの場合
ヘッド重量とスイングの関係においてメリットとデメリットが存在します。
重いヘッドを軽いヘッドと同様に振れる条件で以下の事が言えます。
メリットとして
飛距離が伸びる⇒重いヘッドで軽いヘッドと同様にスイングできれば、直進性の強いボールを打て飛距離が伸びることです。重いヘッドはボールにスピンが掛かりにくくロースピンで球の吹き上がりも押さえられ方向性も安定することです。ボールの曲がりやすいゴルファーには重めのヘッドが向くことになります。
また、重いヘッドはヘッド容量も大きく構えた時の安定感が高いことです。当然ミート率も上りゴルフで重要なメンタル面を安定できることです。
デメリットとは
飛距離が伸びない⇒自分に合わない重すぎるクラブは、振り切れずヘッドスピードが落ちることで飛距離もでなくなります。スイングも安定せず、ボールの高さも十分得られず、場合によっては、ダウンスイングでヘッドの重さでインパクト前でヘッドを落とすダフリやトップが出ることです。
また、ほとんどのホールで使用する重いヘッドのドライバーは、後半に疲れがでてスコアーの乱れがおこることです。
軽いヘッドの場合
飛距離アップ⇒ヘッドが軽くなればクラブ重量も軽くなり、当然のことながら振りやすくなります。
特に、体力が落ちてきた方やシニアの方でクラブが重くなったと感じている場合、軽いクラブに変更することで、ヘッドスピードも上がります。
さらには、スイングが楽になることでスイング軌道の再現も高くなりミート率も改善できることです。
ただし、、同じヘッドスピードで捉えた場合、ヘッドが軽いと衝突エネルギーは小さくなる点です。
結果、飛距離が伸びるかどうかは、クラブの軽量度合、ヘッドスピードの増加割合、ミート率の改善割合などによりますので、一概に言えません。
振りやすくなる⇒ゴルフクラブが軽くなることで振りやすくなり、スイングの再現性が向上、弾道のばらつきがなくなります。
ただし、軽いことが飛ばそうと逆に力みを呼び、スイングの正確性が損なわれ、方向性のばらつき・飛距離のロスを招く恐れがあります。
疲れにくい⇒ゴルフクラブの重量が与えるラウンド全体での疲労感が軽減でき、後半のスコアーに大きくスコアに影響してきます。統計的にも疲労から後半3ホールでスコアーを崩すゴルファーが圧倒的に多いことでも分かります。
ヘッド重量と慣性モーメント
そこで、このヘッド重量の範囲でより大きな容量を持つヘッド製作で慣性モーメントモーメントを高め、飛距離ならびに、方向性の安定を高める460㏄の大型ヘッドの誕生になりました。ただ大型ヘッドは万能ではなくリスクもあり自分に合うヘッドの選択になります。
ドライバーの総重量は重いドライバーで335g前後で軽いドライバーでは260g前後と幅がありますが、このクラブ総重量の違いはヘッド重量やグリップ重量よりシャフト重量で大きく変わってきます。
例えば
200g(ヘッド重量)+70g(シャフト重量)+50g(グリップ)=320g 重いクラブ
197g(ヘッド重量)+45g(シャフト重量)+45g(グリップ)=287g 軽いクラブ
以上のデータから、クラブ総重量はシャフト重量とグリップ重量の違いで総重量が大きく変わることが分かります。
つまりヘッドの重さは、ヘッドの最大反発力を生かす上で、大きく重量が変化するのでなく200g前後のヘッド重量が装着されるのです。
クラブの総重量は飛距離と密接に関係してきます。クラブの運動量はヘッドスピードの2乗×クラブ重量で決定されることから、クラブ重量(特にヘッドの重量+シャフト重量)もヘッドスピードと同様、飛距離に大きく影響する事がわかります。
ただ、方程式のクラブの総重量は、クラブ重量プラス、ゴルファーの体重の合計と理解してください。
つまり、体の細い体重の少ないゴルファーより、体のがっちりした体重の重いゴルファーのほうが、インパクトの衝撃は大きくなるのです。
【例:重い車と軽い車では、同じ速度で物に衝突した場合、重い車のほうが衝撃は大きくなることでもわかります】
総合的には、ヘッドの重さだけで、ボールを飛ばす要素になるのでなく、ヘッド、シャフト、グリップ、ゴルファーのウエイトのトータル重量がインパクトの運動量を大きくすることになります。
よく、適正クラブ重量は、スイングできる最大の重さが最適と言われる所以です。但し、重すぎてバランスが崩れて振りにくくなり、スイングスピードが低下するようでは逆効果になりますから、自分に無理なくスイングできるクラブの使用が大切になります。
ヘッドスピ―ドが一定で変化しないなら、質量が大きいほど運動量が増えることから、ヘッドスピードを落とさない重量が最適な重さといえるのです。
ゴルフスイングが円軌道である以上スイング中、慣性力から大きな遠心力が発生します。その力に負けまいとする向心力が生まれるますが、このバランスが崩れると体がクラブの遠心力に負け、バランスを崩し正しいスイング軌道再現ができなくなります。
自分がスイングできる限界を超えた、重過ぎるクラブの使用を避けることが重要になります。
ヘッドスピードとクラブ重量の参考資料です
ドライバー
ヘッドスピード 37m/c以下 | 280g以下 (軽い) |
---|---|
ヘッドスピード 38~39m/c | 290g±5g (やや軽い) |
ヘッドスピード 40~42m/c | 300g±10g (普通) |
ヘッドスピード 43~44m/c | 310g±5g (やや重い) |
ヘッドスピード 45~47m/c | 315g±5g (重い) |
ヘッドスピード 48~50m/c | 320g±5g (やや重い) |
ヘッドスピード 51m/c以上 | 325g以上 (超重い) |
クラブに装着されているヘッドの重量は、クラブ総重量からシャフト重量とグリップ重量を引いた値がヘッド単体の重さになります。
クラブヘッドが195g±6程度で製造されていますが、シャフトが重く硬いシャフトにはバランスの関係で少し重目のヘッド、逆に軽く柔らかいシャフトには少し軽目のヘッドを装着します。
それは、シャフトが重く硬い場合、軽めのヘッドではシャフトがさらに硬くなりヘッドの効かない打ちづらいスイングバランスの悪いクラブになるからです。
反対に、軽く柔らかいシャフトに重いヘッドをつけると、ヘッドが効きすぎて、さらにシャフトも柔らかくなり、タイミングの取りずらいやはりバランスの悪いクラブになります。
同じヘッド重量でも感じ方が異なるケース
重く感じる | 軽く感じる | |
---|---|---|
重心距離短い | 〇 | |
重心距離が長い | 〇 | |
シャフ重量が軽い | 〇 | |
シャフト重量が重い | 〇 | |
グリップが軽い | 〇 | |
グリップが重い | 〇 |
ドライバーヘッドの容積の特徴と問題点
ドライバーヘッドの重量と同様に重要なファクターはヘッド容量です。現在リール上、近年のドライバーのヘッドは、体積で380ccから460cc程度となっています。 大きさの上限は競技ルールで460ccまでと定められています。
昔しのクラブ、パーシモンやメタルウッドは素材の比重が大きくヘッドを大きく製作出来ませんでしたが、シャフトの軽量化と同時にヘッド素材の画期的な進化でチタンを主流とした軽量ヘッドが誕生しました。
これにより、最大460ccの大型中空ヘッドが現在のドライバーの主役になっています。この大型ヘッドは容量が大きくヘッドの周りに重量配分していることで、左右上下の慣性モーメントが高いことです。
これはヘッドの周りに重量が配置されているため、多少芯を外しても、ヘッドのブレが抑えられて、方向性が安定できる慣性力があるからです。
ただ、ヘッド単体でボールを打つ場合の理論であって、この慣性モーメントが高いことでのリスクも大きい事を理解してスイングに活かせることで、大型ヘッドを使いこなせるのです。
下のヘッドの写真から、大型ヘッドはシャフトの中心の延線上の外側についている点です。これば偏重心設計でネック周りに大きな慣性モーメントが生まれます。
慣性モーメントが高いことは、動かしにくさの値で、高い程動かすのに力が必要になると理解して下さい。これはヘッドそのももに慣性力が大きいと同時に偏重心の結果、ネックの慣性モーメントが発生するからです。
つまり、テークバック、バックスイングでフェースを開いてしまうと、インパクトでフェースが戻りきらないことです。無理やり戻せば、ヘッドは閉じる状態が止まらずフックやチーピンが出るのです。
大型ヘッドでスライスに悩むゴルファーは、この大型ヘッドの機能を理解できず、低弾道、低スピンで未体験の飛距離などのキャッチコピーの魅力でスイングするからです。
近年のドライバーのヘッドは、体積で380ccから460cc程度となっています。 大きさの上限は競技ルールで460ccまでと定められています。
テークバックではフェースを閉じ、バックスイングはクラブを立てずやや寝かしてトップスイングを作るようにしてください。トップスイングでは左手首は掌屈にすることです。
ドライバーとフェアウエー、ユーティリティのセッチング
ドライバーに対してベストなフェアウエーのセッテングの基本はドライバーに比べシャフト長は短く、クラブ総重量は重くする必要があります。
その場合、ハードヒッターとレギュラーゴルファーやフェアウエーで球の上がらない、苦手なゴルファーで異なってきます。
例えばドラーバーでハードヒッターの場合、ドライバーのシャフト重量を5g~10g程度重いシャフトが理想ですが、フェアウエーの苦手なゴルファーの場合、ドライバーのシャフト重量が50gであれば同じ重量でセッテングで行う方が、球の捉まりがよく打ちやすい優しフェアウエーウッドになります。
この場合、クラブの重量フローはドライバーとフェアウエーウッドのヘッド重量の違いは角番手ごとに4~6g程度増加することになります。
1W |
2W |
3W |
4W |
5W |
---|---|---|---|---|
195g |
201g |
207g |
213g |
219g |
ドライバーとアイアンの重量のセッチング
以下の表は、ドライバーで196g前後のヘッドに異なる重量のシャフトを装着した場合、アイアンヘッド254gに対してドライバーにハーモ二ーできるアイアンシャフト重量になります。
ドライバー45インチシャフト重量 | 5アイアン38インチシャフト重量 |
---|---|
70g以上 |
130g以上 |
70g |
120g±10g |
60g |
110g±10g |
50g |
100g±10g |
45g |
90g±10g |
40g |
80g±5g |
40g以下 |
70g0g |
以上の表から、ドライバーで70g、80g台の重いシャフトを使用するなら、120g台のアイアンシャフト(ダイナミック・ゴールド)の使用が適していることがわかります。
また、ドライバーが50g台のシャフト使用の場合、90g台のアイアンシャフト(N.S.Pro950GH)の使用、ドライバーが40g台のシャフト使用なら、70~80g台のカーボシャフトや80g台のアイアンシャフト(N.S.Pro850GH)が適正シャフトになります。
ウッドクラブ種類
1番ウッド(ドライバー、1W)飛距離のあるコースの第1打で使用 3番ウッド(スプーン、3W) 4番ウッド(バッフィー、4W) 5番ウッド(クリーク、5W)
ウッド重量 ライ角 ロフト 平均値
以下の表は、平均的なヘッド単体の重量、ロフト、ライ角です
番手 |
重量g |
ロフト角 |
ライ角度 |
---|---|---|---|
1W | 196±4 |
9~13 |
59±1 |
3W | 210±2 |
15±1 |
60±1 |
4W | 213±2 |
17±1 |
60±1 |
5W | 215±2 |
18±1 |
60.5±1 |
7W | 220±2 |
21±1 |
61±1 |
ドライバーのヘッド形状
実はドライバー選びで大事なポイントは、アドレスした時に気に入るヘッドの形がどうかです。
ドライバーでテイーアップしたとき、構えやすいヘッドか、また構えにくく不安に感じるヘッドかがあります。
つまり、意外と大切な事は、構えた時の自分の好みです。
ヘッドの形はシャフトの硬さやトルクと違い見た目でわかります。この形や目で見える特徴から、あなたのフィーリングに合うヘッドや、求める弾道を打てるドライバーの選び方を紹介します。
デイープフェースとシャロ―フェースの選択基準
ドライバーのヘッドの形は大きく分けて、デイープフェースタイプとシャロ―フェースタイプの2種類になります。
この違いは、フェース厚の違いにより分類できますが、アドレス状態でのヘッドの視覚はかなり異なってきます。
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デイープフェースはいかにも難しそうで、球を上げにくい印象ですが、吹き上りを抑えた強い球を打つことができるヘッドになります。
特に芯の上側でボールを捉えてた場合は、バックスピンを押さえられるため、飛距離を伸ばすことができます。
一方、シャロ―フェースはヘッドの重心が低めになるため、簡単で球を上げやすく感じると思もわれます。
実際シャローフェースの場合はヒールで打ってもデープフェースよりは飛距離の落ち込みをカバーできます。
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強い球を打ちたいゴルファーには、デイープフェースに安定感を感じ、球の上がらないゴルファーには、球を上げたい意識からシャロ―フェースに安定感を感じます。
最終的には、ドライバーの選択には、アドレスで構えた好みの顔で選択する方が、アドレスで気分的に落ち着きリラックスしてスイングできるものです。
自分の印象の良いヘッドを選択するのがベストです。
また、最近のドライバーの設計は、自由度の向上でデープフェースとシャローフェースとの違いがなくなってきているのも事実です。。
さらなるデイープフェースの詳細
フェースの幅が厚いのが特徴になります。一般的には56mm以上がデープフェースです。
このフェースが厚い分、フェース高が高くなりヘッドの重心も高くなり、これによりボールの弾道は低くなりスピン量も抑えることができます。
ドライバーの飛距離は打ち出し角度とスピン量が大きく影響してきます。
バックスピンが必要以上にかかったりすれば、ボールがふき上がり距離が出なくなります。
その点、デイープフェースは重心が高く中弾道でスピン量の少ない弾道で球を打つ事ができます。
デイープフェースは重心が高くなりますが、フェース厚があるため重心から上の有効打点が広く、低スピンの球を打ちやすくなります。
これは、ヘッドの重心よりボールの重心が上に来るため、インパクトの衝撃でギア効果が発生することで、ヘッドが後ろ向く分、ボールにオーバースピンが発生、バックスピンを抑制して無駄なスピンを抑えてくれるからです。
また、最近のプロの場合、低スピンで直進性の強い弾道を好む傾向があります。
これは、ボールの重心をヘッドの重心近くにして、もしくは若干下でインパクトすることで、わざとスピン量を減らして低弾道の強い球を打ちます。この様な打ち方は、インパクトでヘッドを加速させ振り抜くヘッドスピードが求められ、一般ゴルファーには難易度の高いヘッドになります。
ヘッド形状は横に短く、お尻の部分が高めに設計、ヘッドが少し小ぶりでインパクト時のヘッドターンがしやすく操作性に優れています。
さらなるシャロ―フェースの特徴
フェース厚が薄いのが特徴になり、54mm以下がシャロ―フェースになります。
飛距離を稼ぐには弾道を高くするのが有効ですが、ロフト以外にもボールを高く打ち出すのにはシャロ―フェースは有効になります。
フェース厚が薄い分、重心は低くなり低重心のヘッドと言えます。ボールにはバックスピンがかかりやすく、無理なく高弾道の球を打ちやすくなります。
フェースが薄い分、スイング軌道の上下にはミスが出やすく、左右には強いのがシャロ―フェースの特徴になります。
ヘッド形状は横に長く、お尻の部分が低く設計、ヘッドは大き目で直進性が強いため、インパクト時のヘッドターンがしにくく操作性が低い。
適正なフェース角
フェース角とはアドレスで構えた時、フェースが目標に対して向いている角度になります。
大きく分けて、構えてた時、目標に対してフェースがかぶって見えるフックフェース、目標に値してフェース面が直角になるスクエアーフェース、目標に対してフェースが開いて見えるオープンフェースの3タイプに分けることができます。
フェース角はインパクト時のフェースの向きのことで、フックフェースの場合にはボールにフックしやすい横の回転が生まれ、オープンフェースの場合はスライスの横の回転が生まれます。
スクエアーのフェース角のウッドでも、アドレスのグリップの位置により、このフェース角が変化します。例えば、グリップの位置がボールより前に構えた場合のハンドファーストでは、フェースは開きます。スクエアーのフェースがオープンになりスライスやプッシュアウトの原因になります。
フェース角はこのようにグリップの位置や、グリップの仕方で大きく変わることです。ボールを正しく打つにはこのようにフェース角を正しく使えるように自分のアドレスの取り方をチェクすることが基本です。
フックフェースはスライスボールの出やすいゴルファー
オープニングン・ストレートフェースはフックボールの出やすいゴルファー
フェアウエーウッドの重量
フェアウエーウッドはドライバーの次に飛ばせるクラブで、直接グリーンオンを狙って打つクラブになりますが、ドライバーと違い、芝生の上のボールを直接打つことです。
フェアウエーウッドの中でも、3Wは最も飛距離を出せるクラブですが、その分、難易度の高いクラブになり、ミスショットの出やすいクラブと言えます。
また、フェアウエーの場合、ドライバーに比べてヘッド容積が、3Wで平均180cc程度になり、かなり小ぶりになり、バランスを取るためヘッド素材は、軽いチタン素材でなく、ステンレスの合金が使用されています。
その結果、3Wの平均ヘッド単体の重量は214g前後になります。
男性、女性のヘッド重量と体積の基準
男性 番手 |
重さ・体積 |
女性 番手 |
重さ・体積 |
---|---|---|---|
3W |
210g 195cc |
3W |
205g 215cc |
5W |
215g 185cc |
5W |
210g 215cc |
7W |
220g 180cc |
7W |
200g 200cc |
最近のファウエーウッドの傾向として、軽量でヘッドの大型化がみられますが、無理なく球を上げ、やさしくスイングするならヘッドの大型モデル選択はベターです。
特に、大きめのヘッドは左右慣性モーメントが大きくなり、ヘッドのブレを抑え、安定した方向性を確保できると思います。
特に3Wはロフトも15°前後と難しいクラブであることから、シャフトが柔らかめで、シャフトが軽めでクラブ全体の重量が余り重くない、フェース高の低いシャローフェースの選択は3Wの苦手な方には、やさしく打てるクラブになります。
一方、しっかり強い弾道の球を打ちたい方は、ヘッドが小ぶりのデープフェースのフェアウエーウッドが最適ヘッドといえます。
ただ、軽めのフェアウエーの場合でも、やはり、ドライバーより重めのクラブにする事を忘れずにいてください。
非力な方はロフトのある5Wの方が、ボールも捕まりやすく、場合によっては3Wと
ドライバーと3Wの適正クラブ重量のセッテンング例
200g(ヘッド重量)+ 50g(Rシャフト)+ 50g(グリップ)
= 300g(クラブ総重量)
適合3Wのセッテング方法
210g(ヘッド重量)+ 50g(Sシャフト)+ 50g(グリップ)
= 310g(クラブ総重量)
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ユーティリティウッドの最適重量
ロングアイアンやフェアウエーウッドの代用品として、ユーティリティウッドの使用が増えてきています。最近のトーナメントでも多くのプロゴルファーが使用している事でも重要なクラブの位置づけになってきました。
一般的には、ユーティリティクラブの長さは、使用フェアウエーウッド42.5よ3インチ前後短く、たとえば、22度でシャフト長が39,75程度と考えてください。
ユーティリティクラブ重量は5フェアウエーウッドより10g前後重く、7アイアンよりも20g前後軽くすることが最適クラブ重量になります。特に前後のクラブ重量とのマッチングはとても重要です。
ユーティリテのクラブ重量も、ヘッドの重さではなく、シャフトの重さで決定されます。
クラブの長さ 40.25インチ ロフト角 19度 での参考資料
ヘッド重量 |
シャフト重量 |
グリップ |
クラブ重量 |
---|---|---|---|
238g |
60g |
50g |
348g |
238g |
50g |
50g |
333g |
以上の事から、ドライバーのシャフトが50gの場合、19度のユーティリティのシャフト重量は60g前後が最適クラブ重量になります。
例えば、300g程度のドライバー使用の場合、ドライバーとユーティリティのヘッド重量の差の30gとシャフト重量さ10g足した合計の40g重く考えるのが適正クラブ重量になります。ユーティリティのクラブ適正重量は約340g前後になる訳です。
但しドライバーの場合は、ティ―アップした状態で打つのに比べ、ユーティリティの場合、地面にあるボールを直接を打つことから、10g程度軽めの重量の方がヘッドスピードを上げやすくなり、優しクラブになり最適になると思われます。
そのことから、ドライバー300gのクラブに対して、330g前後のユーティリティが最適クラブ重量になります。
ユーティリティのクラブ適正重量はあくまで、シャフト重量で選ぶのがポイントで、あとはロフトを他のクラブの流れに合すことです。
ハイブリッド(HB)
ウッドとアイアンの中間で、形状はウッド型です。フェアウェイウッドを小ぶりにた低重心で、球のつかまりの良く、フェアウエーを苦手にされているゴルファー向けの代替クラブになります。主にラフ、ベアーグラウンドでの使用に適しています。直接グリーンを狙え、グリーンで球も止まりやすく、スコアーメイクには欠かせないクラブになります。
アマゾンゴルフ | |
---|---|
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ラウンド中のコース戦略のための対応やクラブ選択についての情報
関連ページ
- ウッドヘッドの進化
- ゴルフクラブの進化は、シャフトの軽量化によりクラブを長くでき、長くなる分、視覚的にヘッド小さくなります。また、長くなることで、ヘッドが重くなりスイング出来なくなります。そこで、大きく軽いヘッドが必要になり、そのために、ヘッドを大きく、軽量化することになります。そこで、新素材の開発で衝撃に強く、軽い素材としてチタン素材が使われるようになりました。
- 飛ぶハイテックヘッド
- ヘッド自体にたわみを作りボール初速度を上げ、高反発設計のハイテッククラブ。 フェースを薄くし、エネルギーロスを防ぎ飛距離を伸ばすばらりか、正確なショットが可能になります。
- ロフト角・ライ角度の機能と役目
- ドライバーの選択はロフトが基本です ヘッドが最初に接触するのはボールになります。そのボールがヘッドのフェース面に当たる時、フェース面の角度(ロフト)が0°の時、ボールとフェースは正面衝突の状態になり、ボールの初速度が最も高くなります。しかしこれではボールが上がらず飛ばすことはできません。ボールの打ち出し角があることでボールが遠くにとぶのです。
- ウッドの重心距離
- 重心距離は、球の捉まりを左右する重要なファクターです。 重心距離は(図写真赤い線)シャフトの延線上から、ヘッドの重心までの距離になります。大型ヘッドでは重心距離は長く、中、小型のヘッドは重心距離が短くなって行きます。
- ウッドの重心高
- クラブの重心点からフェース面に直角に引いたラインがフェース面で交わる位置から、ソールのリーデングエッジからの距離が重心高になります。 一般的には、重心が低いほど球が上がりやすくやさしいクラブになり、重心が高いとほど球が上がりにくく、難しいクラブになります。 一般的には、クラブのフェース高が高いデープフェースは重心点が高くなり、フェース高の低いシャロ―フェースでは重心点が低くなります。
- ウッドの重心深度
- ウッドヘッドの自由設計で重心深度にも、浅め、中間、深めの3種類があります。 重心の浅いヘッドはボールの球離れが早く、球筋は中低弾道になります。 重心深度が深い場合の特徴は、球が上がりやすく、ボールがつかまりやすく、方向性が安定しやすい、などがメリットととして挙げられます。
- ウッドの重心角
- クラブを平らなテーブルに置いた時、ヘッドが下を向き、フェース面は斜めに傾き上の方を向く恰好になります。この時、オレンジ線で出来た角度が重心角度になります。
- フェースプログレッション
- フェースプログレッションはシャフトの中心線から、ヘッドのリーデング・エッジ部分までの距離を意味し、この距離の大きさににより、球の捕まりや弾道の高低に大きく影響していkます。
- ヘッドの慣性モーメント
- スイングが回転運動で、そこには慣性モーメントが発生します。そこで慣性モーメントと持つ意味や、ヘッド単体で起こる場合やヘッドとネック間で起こる場合やスイング自体で起こる慣性モーメントについて解説していきます。 .
- スルーボア・ブラインドボアの違い
- ウットヘッドとアイアンヘッドにシャフトを差し込み固定する場合に、2通りの仕様があります。 シャフトをホーゼルを通して貫通させソール部分まで挿入する方法と、シャフトをヘッドの中央部分で止めて装着する方法です。これによりヘッドの重心高度に違いがでてきます。
- フェースのバルジ「ラウンド」
- ウッドフェースにはバルジと呼ばれるラウンドが施されています。これは、ボールがフェースにコンタクトした時にボールの方向性に重要な役目を果たします。
- ディープフェースとシャロ―フェース
- ドライバーの飛距離アップはヘッドスピードのミート率を高める事で、ボール初速度を速め飛距離アップや方向性の安定に繋がります。この仕組みを、ゴルフ理論・スイング理論で科学的、物理的に理解する事でゴルフの上達は驚く程早くなります。無駄のないクラブ選択、効果的なスイングの練習ができます。ノウハウなくて決して上達はありません。 .
- ヘッドの大きさと操作性
- ドライバーの飛距離アップはヘッドスピードのミート率を高める事で、ボール初速度を速め飛距離アップや方向性の安定に繋がります。この仕組みを、ゴルフ理論・スイング理論で科学的、物理的に理解する事でゴルフの上達は驚く程早くなります。無駄のないクラブ選択、効果的なスイングの練習ができます。ノウハウなくて決して上達はありません。 .