シャフト理論

シャフトの硬さとヘッドスピードの一致

 

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目   次

 

シャフトとヘッドスピードの一致は重要


不一致で起こる問題点


シャフトとヘッドスピード一致と打ち出し角


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飛距離アップするヘッドスピードとシャフト関係

 

ヘッドスピードとシャフトを一致させなければならない理由

 

シャフトの動きはムチの原理と同じで、ムチが伸びきった状態が最大のエネルギーを発揮します。シャフトもムチのシナリと同等、シャフトのシナリが伸びきる(シナリが終わる時点又はシャフトが元の状態に戻る時点)が最大のエネルギーを発揮します。

 

このことから、ヘッドスピードのエネルギーとシャフトのシナリエネルギーの一致は、その相乗効果で最大のエネルギーをヘッドを通してボールに伝達でき、ボールの飛距離を伸ばし、正確にボールを打つ最大の要素になります。

 

トップスイングはシャフトの反転運動が起こり、シャフトのシナリは飛行方向と反対方向に複雑なシナリをおこします。

 

このシナリとは直進性のシナリ、回転で起こるシャフトの円径のシナリ(トルク)、ダウンスイングでヘッド重量で起こるトウダウンを挙げることができます。

 

この中で直進性の硬さはシャフトで、スイングスピードで異なり、ボールを捕まえるタイミング(ミート率)に影響を与え、ボールに伝達するエネルギーの強さを決定するのです。

 

インパクトで起こるシャフトのシナリ(硬さ)は、従来のシャフトのスペック(R.S、X)では、シャフトのシナリ速度を数値化できないため、ヘッドスピードの速さに比較対象にできないことから、シャフトの硬さをサイクル信号の波長(速度)と波高(シナリ幅のおおきさ)に置き換えて説明する事になります。

 

固有振動数の定義で波形の波長で説明したように、波長はシャフトがシナリをおこし、元の状態に復元する時間で、スイングのシャフトの動きに置き換えるとトップの切り返しで起こるシナルがインパクトで元の状態(シャフトが直線状態)に戻る時間と理解してください。

 

まず、2本の異なるシャフトの振動数を分析した結果、250cpmと260cpmで2本のシャフトのシナリ時間が異なることがわかります。

 

ほんの僅かな時間差ですが、スイングスピードが40m/sのヘッドスピードを時速に換算すれば約144k/mの速度でスイングしている事になります。

 

この速度でスイングすれば、250cpmのシャフトのシナリ速度は0.06秒、260cpmのシャフトのシナリは0.057秒で、シナリ速度のわずかな違い0.06(250cpm)-0.057(260cpm)=0.003秒の違いが起こります。

 

しかしこの0.03秒の違いは高速でスイング状態ではインパクト時のヘッド位置の距離の違いは約43cm(144km×0.003=43cm)にもなります。

 

この僅かな時間の差の違いは、インパクト時ヘッドの芯を外しミート率の低下をまねき、10cpm分のタイミングがずれることになり、このタイミングの違いでフェースが角度をもってインパクトすることになり、ボールにサイドスピンがかかりボールが曲がり、飛距離を大きくロスする結果を招きます。

 

また、波長とは別に波高は車で言えばバンドル部分に当たり、この遊びが大きいとフェースアングルが大きくなり、小さいと遊びが少ないことになります。
シャフトの遊びが小さいと、インパクトでヘッドの返りが鈍い反面方向性の操作性には優れています。 一方遊びの大きい場合はヘッドの返りは良くなる反面、方向性の操作性は難しくないます。

 

この遊びはヘッドスピードに比べてシャフトが軟らかい場合に大きくなり、ヘッドスピードに比べてシャフトが硬い場合少なくなります。

 

シャフトの硬さとヘッドスピードの不一致は、インパクト時のフェースアングルの入射角度の違いをおこし、不安定な球筋を生む結果に繋がります。

 

 

以下の表からも、シャフトCPM(硬さ)とヘッドスピードの不一致から起こる、ミート率の低下は、歴然と飛距離ロスに繋がることがわかります。

ヘッドスピード

ミート率

飛距離

飛距離ロス

40m/s

1,5(100%)

240y

1.4

224y

26y

1.3

208y

42y

 

参考資料 アマチュアゴルファーの平均ミート率は1.31前後  プロの平均ミート率は1.47前後

 

この事から、シャフト振動数とヘッドスピードの一致がいかに重要であるか理解できると思います。

 

これは今まで勘やフィーリングの世界で体感していた経験者のみならず、ゴルフのビギナーの方でも、使用クラブの数値を見る事でシャフトの悩みや、その原因を明らかにできシャフトの合わない原因を解明できる手段になるのです。

 

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上

 

シャフトとヘッドスピードの一致

 

 

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シャフトcpmの不一致で起こる現象

justインパクト

 

シャフトの最下点は、スイングを行う回転軸からヘッドの位置が最も距離が遠い地点で、ヘッドに最大エネルギーが蓄えられた状態になります。

 

この最大エネルギーとヘッドスピードを一致させることで、ヘッドのエネルギーとヘッドスピードのエネルギーが合体して、相乗効果でボール初速をマックスにして、大きな飛距離と安定した弾道を打つことができるのです。

 

 

例えば、最適振動数250cpm装着のシャフトで最高の弾道と飛距離を打てるゴルファーが、もしシャフトの硬さの違う260cpm装着のシャフトを試すと以下の状態がおこります。
cpmグラフ
ポイント:本人の基準に比べて、 シャフトが硬く、クラブが重いボールを捕まえる直前に、シャフトの復元(シャフトの最下点)が終息してシナリの持っているパワーをボールに十分伝達できなくなります。

 

またシャフトがインパクト後の反転速度が鈍る為、ヘッドの返りが鈍くなり球の捕まりが悪く、フェースは開きスライスになります。

 

この様に硬いシャフトの使用ではスイング軌道が外側から入るため

 

 

■ アウトオブフェースでインパクトするため、ヘッドの重心より内側の下でヒットするのでスライス系のボールになり、またヘッドの重心がボールより上にくるため、オーバースピンが少なく、球は上がりません。

 

結果、球の捕まりが悪く、弾道の低い、飛距離も出ないスライスの球筋になります。

 

■ シャフトが硬くなると、クラブを重く感じてしまい、スウイングで力みやすくなり、余裕のない手打ちのスイングになる可能性があります。又硬い場合、球の捕まりが悪くなるため、必要以上にインパクトで手首を返すことで左にひっかて球が出てしまいます。場合によってはチーピンなどが出やすくなるのです。

 

余りにも固目のシャフトで無理にリストを使ったスイングは、結果手首や腰を痛めることがよくあります。

 

■ ヘッドの重心よりボールの重心が下でインパクトしやすく、ボール初速も上がらないため、ボールに十分なスピンがかからず揚力が小さく低い弾道で飛距離のでない打球になります。
ボールの回転軸

 

以上の状態は、インパクトで芯を外してインパクトすることで、ボールに正しい順回転が発生しないので、上の図でオレンジの線で表示されている様に、回転軸が右に傾きます。これは球筋が右にスライスすることを表しています。

 

ボールの回転軸が右に傾けばスライスになるには、バイクで右に回る時、体を右に傾斜させて右方向に進む原理と同じです。

 

さらに、この右傾斜はフェースのロフトと関係があり、ロフトの少ない程、傾きは大きく、少ない程小さくなります。

 

ドライバーでスライスが出やすくなるのは、ロフトが小さくなるため球の捕まりが悪く大きくスライスしやすくなるのです。

 

注:ロフトの大きさと球の捕まりは比例します。PWではロフトが大きくなることで、スライスの度合いが小さくなるのはこのためです。

 

 

逆に、 最適振動数260cpm装着のシャフトで、最高の弾道と飛距離を打てるゴルファーが250cpm装着のシャフトを試すと以下の状態がおこります。
振動数グラフ

 

インパクト直後にシャフトの復元(シャフトの最下点)が最大になるため、球を捕まえすぎる状態になります。またインパクト直後にヘッドの反転速度が、最大の状態になり、フェースがカブル状態になります。

 

■ アウトオブフェースでインパクトするため重心より外側の上にあたるためフック系の球筋になります。

 

■ ヘッドがカブル現象はインパクトでロフトが立つ状態で球を捕まえるので、低い弾道のフックボールになります。時に球を捉まえすぎてしまい大きく左にフックやチィーピンが出やすくなります。

 

■シャフトのタメが大きく、インパクトでヘッドが暴れやすく方向性が不安定になる。(シャフト振り幅が大きいためフェースローションが大きい)

 

■ 力んでスイングすると、ヘッドがインパクト時に戻りきらず、フェースの外側の上に当り易く、ロフトがさらに大きくなり、スピンの多い高弾道のスライス(右に高弾道)のフケ球が出てしまいます。

 

ボールの回転軸
また、シャフトがヘッドスピードに比べて柔らかい場合、正しいボールの順回転にならず、上の図でグリーンの線で表示されている様に、回転軸が左に傾きます。これは球筋が左にフックをすることになります。

 

この原理はバイクで左に回る時、体を左に傾斜させて左方向に進む原理と同じです。

 

さらに、この左傾斜はフェースのロフトと関係があり、ロフトの少ない程、傾きは大きく、少ない程小さくなります。

 

 

 

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シャフト一致とボールの打ち出し角度

 

シャフトの復元速度とヘッドスピードが合体し、最大エネルギーを効率良くボールに伝える、もう一つの重要なポイント、ロフトやヘッド機能の重心の位置があります。

 

それは、ボールの打ち出し角度になります。せっかくの最大エネルギーをもってインパクトしても低い弾道で打ちだしたり、不必要な高弾道の球を打っては最大エネルギーに十分な見合う飛距離を出す事ができません。

 

特に、打ち出し角度とは、写真で示すように、ボールの飛び出し角度と地面との間にできた角度で、大きい程、高弾道で、小さい程、低弾道になります。

打ち出し角度

ボールの打ち出しが大きい程ボールのスピン量は多い程高弾道になり、逆に打ち出し角度が低い程スピン量は少なく低弾道になります。

 

打ち出し角度は、ヘッドのロフト、スイング軌道で決まりますが、最近のドライバーの特徴は高弾道、低スピンが飛距離をだす条件になってきています。

 

この、高弾道で低スピンは物理的には相反する条件になりますが、ヘッドの大型化により重心位置を深くして打ち出し角を大きく、スピンを作るスコアーラインをなくす方法で、スピン量を抑え、高弾道、低スピンの弾道を実現しています。

 

一般的には、ロフト角に2~3度プラスした値で15度±3が、ボールの最適打ち出し角度になり、非力でヘッドスピードの少ない方には、20度前後になりますが、市販のクラブのロフトはリアルでなく、9,5度で11度程度のロフトになっているのがほとんどで、十分チエックして、ロフトの選択をしてください。

 

この打ち出し角度が低いと、落下地点が早くなり飛距離が出なくなります。地面を這うボールは空気中のボールよりはるかに抵抗が大きく、ボールは飛びません。

 

飛距離を出せるスピン量

 

ボールのスピンとは、バックスピンの事で、ボールに揚力を与えボールのキャリーを出すには絶対必要な要素になります。

 

このバックスピンは、ヘッドスピードが40m/cのゴルファーで2500r/sで45m/cのゴルファーでは2800r/sが最適と言われています。

 

ヘッドスピードの少ないゴルファーが低ロフトのクラブを使うと、十分なスピン量が得られず、ボールは低い弾道で失速して飛びません。

 

逆に、ヘッドスピードの速いゴルファーは高ロフトのクラブを使用すると、ボールに過度の揚力が働きボールが吹き上り大きくスライスして距離も出なくなります。

 

最後に、スイング軌道も打ち出し角度に影響をあたえます。

 

特に、ティ―アップするドライバーの場合、スイングの基本はアッパースイングになりますが、ダウンブロー気味にインパクトすれば、過度のスピンが起こり、やはり飛距離を伸ばす事が出来なくなります。

 

硬めのシャフトや低ロフトのクラブはヘッドスピードがなければ、飛距離を出すスピン量が十分得られず、なかなか難しくクラブになり、スイングを壊してしまう危険があります。

 

飛距離の出ないゴルファーは見栄をすて、まずは、高ロフトで高弾道の球が打てるようにするのが先決です。

 

以上の様に、シャフトの最適振動数を知った上で、適正なロフトの選択で、ボールの打ち出し角度を適正にし、この最大エネルギーを有効に利用することが重要になります。

 

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チャート

 

 

最適振動数から±3cpm
飛距離、方向性には大きな違いはありません。球筋はフェードボール、ナチョラルフックで自分のイメージでスウイングできる。

 

チャート

 

 

 

最適振動数から±6cpm
ビギナーには感じませんが経験のあるゴルファーには少し違和感を感ます。、飛距離、方向性に影響が出てフック、スライスの球筋になります。

 

チャート

 

 

最適振動数から±9cpm
ミート効率が下がり、飛距離、方向性が安定せず、大きく曲がるスライスやフックがでます。スウイングのタイミングも難しくなります。

 

チャート

 

 

 

最適振動数から±12cpm
シャフトが硬い場合は重くスライス、ヒッカケがでます。逆に軟らかい場合はシャフトの遊びが大きくヘッドが安定せず球筋はスライス、フック系です。

 

 

 

 

 

次の項目:飛距離アップのミート効率に進む

 

 

 

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