距離のあるランニングアプローチ
距離のあるランニングアプローチ
距離のあるランニングアプローチは、主にピンポジションがグーリン奥に位置する距離のある上りには有効なショットになります。但しピンとの間に障害物のない花道の攻略に向いた打ち方になります。
グリーン奥にピンがある長いランニングアプローチの場合、キャリーとランの両方を使う打ち方になります。この時、ボールにスピンがかかり過ぎるとショートしてしまい距離が不足してしまいます。そこで、以下のスイング方法を理解してください。
まず、ランニングアプローチはキャリーよりランニングを多く使うことで、9アイアンのようなショートアイアンが適しています。
スイングはインパクトでヘッドを鋭角に入れ、ボールを打てばバックスピン量が多くなり、ボールの転がりが途中から急にが落ちてしまい、求める距離が不足しやすく、長い距離が残りパットが難しくなります。
まず注意点は、ヘッドを鋭角に入れるのでなく、アドレスで作った手首の角度を変えず、ボールと芝の空間にヘッドのエッジを入れボールの腹を打ち、目標に真っすぐフォローを低く押し出すことです。
そのためには、アップライトのテークバックを取らず、低い位置でダウンスイングは穏やかなレベルブローのスイング軌道になります。
長いランニングアプローチは両腕と胸にできた三角形の形を維持し、スイング軸を中心にボールと体の距離感を変えずパター感覚で胸の面を使い打つことです。
この時、スイングスピードはゆったり一定に行い、コックは余り使わない事がポイントです。
結果、スピンがかかり過ぎないボールの転がりが得られイメージ通りの距離感を出せるようになります。
アドレスでのスタンス幅は大きく取らず肩幅程度かシューズをそろえる幅で、足元をシッカリ固め安定させることが重要です。ラインを見やすくするため少しオープンスタンスで、スタンス以外は目標に向けてアドレスしてください。
キャリーとランの目安距離感
ランニングアプローチの最も重要なポイントは、ボールが止まる位置までの距離感をシッカリ把握することです。
そのためには、グリーン回りの状況などを踏まえ、キャリーをとの程度、ランをどの程度打つかをイメージしてクラブを選択することです。
番手 | キャリー% | ラン% |
---|---|---|
サンドウエッジ | 50% | 50% |
ピッチングウエッジ | 40% | 60% |
9・8アイアン | 30% | 70% |
アドレスの基本姿勢とスイング
アドレスの基本姿勢は、フェースが目標に直角になるように、ややハンドファーストに構えてください。キャリーとランが必要な場合、フェース面を被せる打ち方になるので、ボールの位置はセンターより右足に置きます。
スイングのストロークは、下半身の動きをあまり使わず、左肩のネジレを中心に手首を使った打ち方でなく、上体のネジレを使った体の回転の打ち方(左からを右にヒネルイメージ)が基本になります。
分かりやすいイメージでは、胸の面を回転させるイメージでインパクトして、フォロースルーを目標ラインに低く出すのがポイントで、インパクトで手首を使い球を上げようとすれば、インパクトでロフトが寝てしまい距離も合わなくなり、ランの距離が出なくなります。
距離の合わせ方は、インパクトの強弱では行わず、テークバックの大きさで合わせてください。テークバックからフォロスルーまで同じ速度のリズムで打てばいいのです。
大きなテークバックはミスに繋がります。クラブを短く持ちコンパクトに行うことです。
スイングスピードを変えず、インパクトの強弱で距離を合すことは、上腕に力が入り、腕が先行して腰の回転が止まることから、フォロースルーをうまく行えなくなり飛距離、方向性を上手く行えなくなり、逆にダフリなどのミスショットに繋がります。
フォロースルーは左軸にしっかり乗せればヘッドを目標に低く出せます。
そのためにもアドレスのウエイト配分は左60%右に40%置く程度で構えてください。
このアプローチの最大のポイントは、アドレスの姿勢を変えず、ウエイト移動は行わず、テークバックからフォロースルーまで一定のリズムを維持してスイングを行うことです。
スイング中のストロークのスピードは一定のスピードで行い、インパクトでスピードの強弱で飛距離を合す打ち方は行いません。
アプローチの使用クラブ
距離を合わしやすい、ミスショットのリスクを減らすクラブはバンスの少ないPW、 9アイアン、8アイアン、の使用になります。
アプローチする場合、何が何でもサンドウエッジの使用にこだわる必要はありません。
下の写真で、サンドウエッジにはソールが分厚く、丸みをもったとっき部分があります。
これはバンスと呼ばれバンカーショットでヘッドが砂にめり込まなようにバンスで防止する役目をもっている機能です。
ただ、このバンスはアプローチに向かない、リスクの高いクラブになります。
特に、ボールが芝から浮いていない状況や、ベアーグラウンド、特に冬場の枯れた芝の場合、バンスが地面に当たりヘッドのエッジが浮くことです。
その結果、エッジ部分がボールと芝の間にインサートできず、ヘッドの刃で打つトップの原因を誘発する危険が大きくなります。
トップするイメージを強く持つと、今度は意識的にボールの手前にヘッドを入れ、ダフルというケースになります。
ピンに寄せる場合は、距離感を正確に出せるクラブが必要で、サンドウエッジは高ロフトでボールにスピンが掛かり、距離感が非常に難しクラブといえます。
このような、リスクを無くす意味でも、アプローチの使用クラブはバンスの無いAW、PW、ショートアイアンになります。
SWをどうしても使う場合は、ハンドファーストでフェースをかぶせ、バンスを殺して打つ打ち方です。プロ、ローハンディのゴルファーは結構使う打ち方です。
ただし、ショートアイアンの場合と違い、どうしてもランの転がりが悪いことです。グリーンの状態によっては有効アクラブになりますが、エッジが芝の抵抗を受けやすくなりますから、インパクトをしっかり行うことが重要です。
ただし、深いラフやボールが芝の上に浮いている場合や、ピンとボールの間に障害物がある場合は、サンドウエッジの使用が有効です。
アマチュアゴルファーや経験の少ないゴルファーが最も見落としやすい芝目が逆目が順目かの見極めです。
ボールの芝目の確認
もう一点、クラブ選択より重要なポイントは、ダウンスイングの方法です。
アプローチでは、ダウンブローと穏やかな角度のレベルブローがあります。この使い分けが成否の分かれ目になるのです。
例えば、逆目の場合ダウンブローでは、ヘッドのエッジが芝の根に引っ掛かり、思わぬミスを犯してしまいます。
当然、飛距離においても、順目に比べ落ちる事を計算してください。特にランを多く使う場合、逆目の場合ランが確実に落ちる事を考えに入れてスイングすることです。
あとは、順目の場合は距離やボールの打ち出し速度をイメージして、使用クラブの選択をしてください。
アプローチショットを上手く行うポイントは3点 力まない 前傾姿勢を変えない 回転軸の移動を少なく この3点に尽きます。
深いラフの場合
長いアプローチで、やや深いラフでボールが芝の中沈んでいる場合は、無理せずレイアップしてください。クラブは短く持ちフェースは幾分開いて構えて下さい。インパクトは上からクラブを打ちこむのではなく、ボールの手前の芝をカットするイメージで振りぬいて下さい。
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- アドレスでは、スタンス幅を肩幅よりやや狭いスタンスで取る事です。 ボールを上げるアプローチでは、ボールの位置は体の中心かやや右サイドで、低いボールを打つ場合は、右かがと延線上に球を置くのがベストです。 球を上げようとする意識が強いあまり、ボールをセンターより左に置くことは間違ったボールの位置になります。
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