ゴルフ上達にはクラブが先か?道具が先か?
当サイト筆者は、ゴルフ理論でクラブ選定方法、製造方法として振動数理論並びに重量管理理論を提案、平成元年に発明その後、日本で初めて特許を平成6年に取得(第2597789号)、富士通FMRシリーズゴルシスとして、大手ゴルフクラブメーカブリヂストンスポーツや、大手シャフトメーカに情報提供、この分野においてはパイオニアとして貢献してまいりました。その資料を基に当サイトは構成されています。
はじめに
ゴルフは18ホールをいかに少ない打数で、ボールをカップに入れるかを争うゲームです。
そこで長年に渡り議論されている、スイングが先か?道具が先か?の議論です。
もちろん、クラブもスイング共に重要であることには違いはありませんが、この議論を長年のゴルフ歴史を振り返ることで、この問題点をひも解くポイントがが見つかります。
グーグルとその情報提供者
スイングが先か?クラブが先?
まず結論からはいれば、答えはクラブになります。
詳しい説明は下の記事から理解してください。ただ、クラブを優先に上げる理由は、初心者を多く指導してきた中で、スライスの悩みのゴルファーにスライスの出ないクラブで打ってもらえば、5打の打ちにスライスは直ることです。これは女性ゴルファーが男性クラブで打てばスライスばかり打ちますが、軽くて柔らかい女性クラブを渡せばすぐにスライスがでなくなることです。
ゴルフクラブは、スイングと切り離して考えることは不可能です。
常にスイングとの関連で考えなければなりません。
ここでいつも問題になるのが、クラブが先か?スイングが先か?の話です。つまりクラブが先にあってそれに応じたスイング理論を考えるのか、逆にスイング理論に基ずいててクラブを考えるのか、と言うことです。
しかしこの事はゴルフの歴史を振り返ってみれば明らかです。
何世紀の前、スコットランドの羊飼い達は、枝や棒キレで石を転がし遊んでいました。極端な例ですが、この様な時代にスイング理論があったとは到底考えられません。
参照:グーグルとその情報提供者
おそらく彼らは自分は持った枝や棒キレに合わせた振り方をしていたと思われます。
たとえば、長い棒を持った人はフラット(横振り)になっていたはずです。
また短い棒を持った人は、アップライト(縦振り)になっていたはずです。このことだけでも、先にクラブがあってそれに応じた振り方をしていたのは明らかです。
その後、クラブが徐々に進化してきた訳ですが、それにつれてスイングも変わってきました。
ステールシャフトが開発される前は、クラブのシャフトには木が使われていました。
当時の写真を見ると、例外なくゆったりと円を描くようにスイングをしいています。
参照:グーグルとその情報提供者
これは、木のシャフトが柔らかくてタワミもネジレも大きかったので、この様にタイミングをとらなければならなかったからです。
現在のスイングからみれば極端なオーバースイングですが、当時のクラブを上手く使うには、それがベストの振り方だったのです。
現在のようにコンパクトなスイングをすることが可能になったのは、強くてタワミの少ないステールシャフトが使われるようになってからです。
長さも短くなり、それにつれて、スイングも徐々にアップライトなスイングになてきたのです。
この様に、ゴルフのスイングはクラブの進化とともに変化してきた訳で理想のスイングが先にあって、それに合わせてクラブが進化してきたのではありません。
このことから、クラブに合わせたスイングをすることが理論的に正しいことになります。
しかし、近代ゴルフの画期的な進化でこの理論に変化が起きてきました。
それは、クラブとスイングには大きな違いがあります。
スイングはその日の体調、自然環境で常に変化することです。一方クラブの方はプレイヤーや環境でクラブそのものの機能は変化しないことです。
そこで、練習する場合、両方が安定しないより、一方を安定させて練習をする方が基準ができ学習効果が高めることができます。
つまり、学習効果を高めるには、安定したもので練習するのが効果が認められるのです。
よく良いクラブに出会えた方だけが、ローハンディーになる資格を得ると言われています。
現在は科学的、物理的分析が画期的に進歩し、クラブ機能や自分自身のスイングを分析できるようになりました。
まずは、自分に合うクラブを選び、それから練習するのが、スイングを作る早道といえます。
無論、ゴルフ上達にクラブもスイングも両方欠かせない要因ではありますが、クラブもスイングも両方不安定な物より、安定したクラブに基準を設けることが理論的に正しいスイングを行えたかの判断も出来、ミスショットの原因も解明しやすくなります。
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