アイアンヘッドタイプとその機能

アイアンヘッドのタイプと機能

 



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キャビティタイプアイアンの特徴

 

アイアンライ角の定義

 

アイアンロフト角の定義

 

フェースプログレッシンの重要性

 

ソール幅・ソールバンスの定義

 

フォーゼル・スコアーラインの意義

 

アイアン素材

 

 

 

 

当サイト筆者は、ゴルフ理論でクラブ選定方法、製造方法として振動数理論並びに重量管理理論を提案、平成元年に発明その後、日本で初めて特許を平成6年に取得(第2597789号)、富士通FMRシリーズゴルシスとして、大手ゴルフクラブメーカブリヂストンスポーツや、大手シャフトメーカに情報提供、この分野においてはパイオニアとして貢献してまいりました。その資料を基に当サイトは構成されています。

 

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アイアンヘッド機能

 

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スコッチタイプ(マッスルタイプ)

 

一番オーソドックスなアイアンヘッドで、打感がよくインテンショナルな球を打ち分けるのに適した上級者、プロに好まれるヘッドです。

アイアンマッスルタイプ

 

スイートスポットが狭くヘッドは比較的に小ぶりです。地面からトウの部分までの距離が短く薄いため、ヘッドを返すより真っすぐヘッド押し出すイメージになります。

 

弾道は直進性の高いストレートやハイドロ―・ハードフェードを打つイメージになります。

 

バックソールの上側にウエイトがあるため、重心は高めでヘッドの芯(重心)で打たないと弾道は低く飛距離が出せません。しかし、ヘッドが小ぶりのため実際地面から重心までの距離は短く、重心位置は意外と低くなり、ダウンブローで芯で打てば高弾道の強い球を打つことが出来ます。

 

また、ソールはバンス(ラウンド)は小さく、ほぼフラットに設計されており、インパクトでのクラブの切れ味に優れているのが特徴で、上級者やプロゴルファーが好んで使用しているアイアンヘッドです。

 

 




 

 

キャビチィーアイアンタイプ

 

バックフェースが凹んでいて、その分ヘッドの周りに重量を配置することで、低重心、左右慣性モーメントを配置した周辺重量タイプアイアンです。

 

中心部を薄くして、外側に重量を配分することで、スートエリアを拡大、インパクト時のフェースブレを抑えることで安定した方向性を可能にしています。

 

相対的にヘッドは大きめで、スイートエリアも大きく初心者、中上級者まで幅広く使用されています。

キャビテータイプ

 

重心は低めの設計で扱いやすく、弾道も高く飛距離の出やすいのが特徴です。

 

打感はマッスルのような感覚はなく、少し頼りなく感じるゴルファーもいます。

 

さらに、キャビティアイアンの中でも、さらに大きめ目サイズのキャビティーヘッドはソールも厚くラウンドソールを採用していることから、ミスに対して強く、高弾道で方向性や飛距離が出やすいヘッドで、初心者にはお勧めのアイアンヘッドになります。

 

また、バックフェースを下側まで大きく削り、ポケットのような窪みをつけたポケットキャビティアイアンで、重心が低く深いため、初心者でも高い弾道の打球を簡単に打てるのが特徴です。

 

キャビティアイアンに、マッスルタイプの様な操作性と打感を待たせ、ミスショットに強いアイアンがセミキャビテータイプになります。

 

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セミキャビチィーアイアンは上級者やプロの間で人気のアイアンになっています。このタイプは、上の写真の様に、バックフェースの打点部分に肉厚を持たせた設計で、打感の良さを向上させていて、この肉厚が厚い程打感は軟らかくなり、アスリーとやプロの人気モデルになっています。

 

つまり、セミキャビティアイアンはマッスルタイプとキャビテータイプの両方の良さを引き出したアイアンと理解してください。

 

 

アベレージ向きやさしいアイアンはこちらから

 

 

 

 

下の図はアイアンヘッドをスライスした図です

 

 

上の図は同じヘッド重量のマッスルタイプとキャビチィータイプです。

 

センターをくりぬいているのがキャビチィーで、くりぬいた重量を外側に配分することで慣性モーメントを大きくしヘッドのブレを抑制しています。また左右重量の増加で、左右慣性モーメントも大きくなりスイートエリアも広くなりますが芯で打った時の打感に物足りさを感じます。

 

逆にマッスルタイプは、ヘッド全体に重量配分されていてスイートスポットは狭いが芯で打った打感はよく、左右b慣性モーメントが小さいことでヘッドの操作性が優れインテンショナルの弾道を生みだします。重心を外すとヘッドのブレが起こり、スイングの良し悪しがすぐ判断でき上級者やプロ向きのヘッドといえます。

 

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人気アイアンの商品紹介はこちらからご覧ください

 

 

市販の5アイアンの標準的なライ角度は 60度~61度になります

 

 

アイアンのライ角の重要性

 

 

アイアンのライ角度はスコアーラインが地面と平行になった時、水平地面とシャフトの中心線が作り指す角度になります。

 

このライ角度が大きいと、アドレスでシャフトが立つ状態のアップライトになります。

 

逆に、この角度が小さいと、アドレスでシャフトが寝る状態でフラットになります。

 

ウッドやフェアウエー・UTと違い、アイアンの場合芝の上にあるボールを打つことライ角の合わない場合は

ミート率の低下を招く フック、スライスが出やすくなる
クラブの抜けが悪い 距離が安定しない

以上の影響を強く受けることになります。

 

適正ライ角度はアドレスで構えて時に、トウ部分が少し浮く(10円玉2~3枚程度)が理想になります。

 

アップライトすぎる場合に、左に引っ掛けやすくなり、フラット過ぎる場合に、スライスやインパクトでボールをコスル原因になります。

 

 

アイアンのライ角度が適正かどうかをチエックする方法

 

アイアンのソールは、地面に対して全体が均等に接することで、正確な方向にボールを打ち出せます。

 

つまり、アイアンのソールの底の傷から、インパクト時のソールの接し方が分かります。

 

 

アイアンのソールのA(ヒール側)に傷がついている場合、インパクトでヘッドはアップライになり過ぎています。

 

ボールはドロー系ボールが持ち球のゴルファーになります。

 

逆に、B(トウ側)に傷がついている場合、インパクトでヘッドがフラットになり過ぎています。

 

ボールはフェード系ボールを打つゴルファーに見られます。

 

 

 

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市販クラブの平均的ライ角度の設定

3アイアン

4アイアン

5アイアン

6アイアン

60度

60.5度

61度

61.5度

7アイアン

8アイアン

9アイアン

PW

62度

62.5度

63度

63.5度

 

 

ライ角度が、スイングプレートに合わない場合、正確なショットが打てなくなります。
また、アイアンクラブの重心でボールを捕えることが難しくなり、飛距離が出なくなります。

 

アイアンライ角

 

① スイトースポットでボールを捕えることが出来る
② 重心が本来の位置より上にくるため芯から外れ飛距離をロスしたり、右に出やすくなる(スライス)。
③ 重心が本来の位置より上にくるため芯から外れ飛距離をロスしたり、左に出やすくなる(フック)。

 

 

 

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ロフト角度

 

ロフト角は、アイアンの角番手に設定されており飛距離に影響をあたえる値でボールの打ち出し角度になります。
ライ角度に合わせ、シャフトを立てた時、シャフトの延線上とフェース面の間に
出来る角度がロフトになります。

 

番手別毎に、約10~15ヤードの違いが出るよう設定されていますが、近年ドライバーと同じ様に飛距離を求めるゴルファーのアイアンの多くがストロングロフトの使用が主流になってきました。

 

ストロングロフトの市販クラブの設定

4アイアン

5アイアン

6アイアン

7アイアン

20度

22度

25度

28度

8アイアン

9アイアン

PW

31度

35度

40度

 

 

ストロングロフトとは5アイアンに4アイアンのロフトを設定し飛距離を伸ばす様な設計で、結果ロングアイアンがますます難しいクラブになっています。

 

そのため、ミドルアイアンでもヘッドスピードが、要求されることになり、特に難度の高い、ロングアイアンを補う目的で、ユーティリティーの存在が大きくなってきました。
最近では、一般ゴルファーのみならずプロゴルファーでもユーティリティーを常備するようになっています。

 

ノーマルロフトの市販クラブの設定
アイアン

ロフト角度

ライ角度

クラブ長

4アイアン

24°

60.0°

38.5

5アイアン

27°

60.5°

38.0

6アイアン

31°

61.0°

37.5

7アイアン

35°

61.5°

37.0

8アイアン

39°

62.0°

36.5

9アイアン

43°

62.5°

36.0

P/W

47°

63.0°

36.0

S/W

56°

63.5°

35.5

 

アイアン番手別・一般アマチュアの平均飛距離

番手別 クラブ

男性

女性

4アイアン

170y

120y

5アイアン

160y

110y

6アイアン

150y

100y

7アイアン

140y

90y

8アイアン

130y

80y

9アイアン

115y

70y

PW

105

60y

SW

80y

50y

距離の出るゴルファーの場合は約20y+
距離の出ない非力なゴルファーの場合はー15yを目安にしてください。

 

アイアンのロフトは4度刻みで設定されています。もしこのロフトの±1の誤差があれは、上下のロフト差は2度しかなくなります。

 

アイアンは正確に距離を刻むことが大変重要な要素で、この様に、番手違いで距離の差がなくなるようだと、アイアンの真の機能を果たせなくなり、スコアーメイクにも大きく影響してしまいます。

 

 

 

 

 

フェースプログレッション

 

アイアンヘッド

 

クラブをライ角に合わせ、シャフトを垂直にした状態で、シャフト軸線とリーディングエッジとの間にできた距離(mm)がフェースプログレッションになります。

 

ストレートネックは、フェースプログレッションが大きく、グースネックになるほど、フェースプログレッションが小さいか無くなります。

 

フェースプログレッションが大きい程、インパクトでヘッドがボールをつかまえにくく、小さいほど球の捕まりは良くなります。

 

下の写真は、横から見たアイアンヘッドで、グースネックアイアンとストレートネックアイアンでシャフトのセンターからアイアンヘッドエッジとの距離を示しています。
FP値の小さい、無い場合がグースネック、FP値が大きいほどストレートネックアイアンになります。

 

 

グースネック

ストレートネック


 

このFT値はアイアンの重心角に関係し、グースネックのアイアンは重心角が大きく球の捕まりはよく、、ストレートネックのアイアンは重心角が小さいので球の捕まりが悪くなります。
傾向にあります。重心角は大きい方が球の捕まりが良いです。

 

また、グースネックのアイアンは、ストレートネックのアイアンに比べて、リーディングエッジがシャフトの中心線より何mmか後ろにあるため、インパクトの瞬間が遅れることです。

 

結果、この遅れから、ヘッドターンが効果的に行なえ球の捕まりが良くなります。

 

つまり、グースネックのアイアンが球の捕まりが良いのは、フェースプログレッションが小さいとヘッドの開閉がしやすく球の捕まりがよくり、逆に、ストレートネックでフェースプログレッションが大きいほどヘッドの開閉が鈍く、球の捕まりが悪くなります。

 

初心者やスライサーには、このグースネックタイプのヘッドでは、インパクトでヘッドの返りが良くなり球の捕まりが改善できます。

 

フェースプログレッションの大きさはアイアンの重心角に連動します。

フェースプログレッションの大きいアイアン = 重心角の小さいアイアン=重心距離が長い=ストレートネック=フックしにくいアイアン

 

フェースプログレッションの小さいアイアン = 重心角の大きいアイアン=重心距離が短い=グースネックアイアン=スライスしにくいアイアン

 

 

 

ソールの幅

 

ソールの幅が広いことはイコール重心が低くなり、低重心クラブになります。

 

ソール幅

そこで、一般的にソールが広いアイアンはボールが上がりやすく、ダフりやトップなどのミスにも強く、やさしいクラブになります。

 

反対にソールが狭いアイアンは、弾道の打ち分けがしやすいクラブとなりますが、ボールが上がりにくく、ミスの許容範囲が狭いため、曲がりやすく難しいクラブになります。

 

楽に簡単なクラブでゴルフをしたいと考えている場合は、ソールが広いアイアンの選択をお勧めします。

 

逆に、ボールをコントロールしてコースを攻めたいと考えている場合は、ソールが狭いアイアンを選ぶのが良いでしょう。

 

 

ソールのバンス

 

アイアンのソールにはバンスと呼ばれるラウンドが設定されています。このラウンドはリーデングエッジからバックフェースにかけた凸の部分で、このラウンドはクラブが地面に接する時発生する地面や芝生の抵抗を軽減させる効果があります。

ティ―アップ領域

また、ラウンドがある事でヘッドが地面に入り込もうとする力を押さえ、ヘッドを持ち上げる効果があります。

 

この力はアイアンのソール幅が広い、バンスの高さが高い程、その効果は大きくなり、特にサンドウエッジではソール幅を広く、バンスを高くすることで、ヘッドが砂の中にめり込んないように設計されています。

 

また、バンスが高い程ヘッドのエッジ幅が大きく、バンスが低い程エッジ幅は小さくなります。このエッジ幅はインパクトでヘッドがボールに入り込む度合いに関係してきてダウンブローにクラブを入れるゴルファーはエッジ幅の狭いクラブが、どちらかといえば払うスイングにはエッジ幅の広いヘッドが適合しやすくなります。

 

 




 

フォーゼル

 

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アイアンヘッドのネック部分をフォーゼルといいます。この部分、にシャフトのチップ部分(先端)を挿入する事になります。

 

このホーゼルは重量配分にも、大きな影響を与え、この部分が長い程、重心がシャフト側にくるため、アイアンの重心位置がシャフト側に高くなります。このことでヘッドも小ぶりになり、スイートスポットは小さく、難しいクラブになりなす。

 

この様なアイアンヘッドは上級者向きになります。

 

逆に、このホーゼルが短いヘッドは低重心になり、打ちやすいやさしいクラブヘッドになります。

 

 

 

アイアンフェースのスコアーライン

 

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アイアンのフェース面に刻まれているスコアーラインはシャフトの中心線に対して90度の角度で設定されています。

 

このスコアーラインにはいろんな役割を持っています。

 

一番の役割は、インパクトでフェース面でボールに対して摩擦(バックスピン)をおこし、ボールを制御することです。

 

次に、雨のラウンドでインパクトでフェースとボールの間にできる水滴の膜でボールを不安定から守ることです。

 

更に、ラフなどでインパクトで芝の葉がフェースに絡みを軽減することです。

 

アイアンヘッド

スコアーラインはインパクト時にボールに回転を与えます。
この球の回転は、安定した弾道をつくり、ボールをグリーン上に止める役割を持っています。

 

 

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アイアンの素材について

 

もし、ロフトを正確に設定し直す場合、ロフト調整の方法があります。もし、そのアイアンヘッドの素材が【軟鉄】、であればロフトの調整が可能になります。

 

軟鉄の素材は比較的軟らかい金属で、ロフト角を調整できるのです。

 

もし不幸にて、購入したアイアンヘッドが174ステンレス、チタン、マレージン鋼、クロームモリブデン鋼などの素材の場合は硬い金属で、ロフトの調整はできません。

 

アイアンに使用される素材は、軟らかい順に、純鉄/軟鉄/ソフトステンレス/クロモリ綱/高強度ステンレス/ハイテンションスティール、が主に素材として使われています。

 

純鉄からソフトステンレスまでは角度調整が可能です。 それ以外は、調整できないと考えてください

 

軟鉄鍛造アイアン

 

軟鉄鍛造アイアンとは「軟鉄という素材を使って鍛造製法で作られたアイアン」という意味です。

 

軟鉄とは、文字通り「軟らかい鉄」です。具体的には「S20C」「S25C」などが軟鉄製のアイアンではよく使用されています。

 

Sは「steel(鉄)」の略、Cは「carbon(炭素)」の略となっており、「20C」とは、「0.2%の炭素を含んだ鉄」という意味です。

 

鉄は炭素の含有量が少ないほど軟らかくなるため、S20CはS25Cよりも軟らかいということになります。

 

ただし、軟らか過ぎると耐久性が失われてしまうので、ゴルフクラブのアイアンに使用されるのは、S20Cくらいまでとなっています。

 

鍛造とは、英語で「forged(フォージド)」とも呼ばれる製法で、鉄の塊を熱して叩いて圧力を加えることで、素材中の微細な空間を埋め、結晶を細かくして向きを揃えるなどして強度を増しながら成形していく製法です。

 

 

アイアンクラブ以外でも、日本刀がこの鍛造製法で作られることで有名です。

 

ほとんどの鍛造製のアイアンは軟鉄を使用していますが、一部ステンレスを使った鍛造アイアンも存在します。

 

鍛造製のアイアンは、ほとんどの場合クラブのどこかに「forged」という刻印が入れられているのですぐにわかるでしょう。

 

この軟鉄鍛造製のアイアンのメリットは、素材が軟らかいので、ロフト角やライ角を調整できる点です。

 

特に、身長やスイングのクセに合わせてライ角を調整できることで、アイアンの打感や方向性を良くすることができるため、多くのプロや上級者は、軟鉄鍛造製のアイアンを使用しています

 

また、科学的に証明されているわけではないですが、軟鉄鍛造製のアイアンは、一般的に打感が軟らかく、打った時のフィーリングがいいと言われています。

 

一方デメリットとしては、使用しているうちにライ角やロフト角がずれてきてしまうことや、素材の都合で大きなものや複雑な形状のものを作ることが難しいことなどが挙げられます。

 

ただし、ライ角やロフト角のずれはそれほど頻繁に起こるわけではないので、使用頻度にもよりますが、半年~1年に1回程度チェックすれば問題ないでしょう。

 

また、製造技術の進歩により、最近では複雑な形の軟鉄鍛造アイアンや複合素材を使ったアイアンなども作られるようになってきています。

 

 

ステンレス鋳造も、軟鉄鍛造と同様、素材と製法が一緒になった言葉です。

 

ステンレスは、文字通りステンレスという金属の名称です。「ステン(stain)=さび、レス(less)=~ない」ということから、「さびない金属」としても有名ですよね。

 

硬度的に鉄よりも硬い素材です。

 

鋳造とは、溶かした材料を鋳型(いがた)に流し込んで成形する製法のことで、キャスト(cast)とも呼ばれます。

 

メリットは、小さな製品誤差で大量生産ができることや、設計自由度が高く、鋳型次第で複雑な形状のものを作れること、それを生かして複合素材のモデルを作ることが比較的容易なことです。

 

デメリットは、素材が硬いため、ライ角やロフト角の調整ができないものがほとんど(一部可能なモデルもあります)なことです。

 

また、これも科学的に証明されているわけではありませんが、打感が硬いと評されることや、フィーリングがいいとあまり言われないことなどが挙げられます。

 

ちなみに、多くはないですが、軟鉄鋳造性のアイアンもあります(ウェッジなどでは比較的多くあります)。

 

 

マッスルバックアイアンとは、アイアンクラブのヘッドが1枚板のような構造になっているアイアンのことです。ブレードアイアンなどと呼ばれることもあります。

 

ほとんどのマッスルバックアイアンは、軟鉄鍛造でできていることが多く、構造的にヘッドを大きくすることができないため、ヘッドスピードの速いプロや上級者が好んで使用することの多いアイアンです。

 

キャビティ(cavity)とは、「くぼみ」という意味で、アイアンクラブのバックフェースの構造が、中央部がくぼんでいて、周縁部が膨らんでいてヘッドの周辺に重量配分されている設計のものをキャビティアイアンと呼んでいます。

 

キャビティアイアンの中でも、フルキャビティアイアンと呼ばれるものと、セミ(ハーフ)キャビティアイアンと呼ばれるものがあります。

 

フルキャビティアイアンとは、ヘッド全体が大きく、周縁の膨らみが大きいアイアンのことを言います。周辺に重量を配分することにより、スイートエリアが広くなり、ミスヒットに強くなる効果があります。

 

フルキャビティアイアンは、ステンレス鋳造や、複合素材で作られていることが多く、やさしさ(球の上がりやすさ、ミスヒットに対する強さ)を強調した初心者・初級者用モデルが多くなっています。

 

また、複合素材を生かした作り方で、樹脂などをバックフェースに貼ったり中に埋め込んだりすることで打感を改善しようとしているモデルもあります。

 

 

一方セミキャビティアイアンは、マッスルバックアイアンとフルキャビティアイアンの中間に位置するモデルで、軟鉄鍛造製のものもステンレス鋳造製のものも存在します。

 

マッスルバックアイアンほど難しくはないけど、フルキャビティアイアンよりは難しく、プロや上級者の中にも多くの愛用者がいます。

 

ヘッドの大きさは、マッスルバックが一番小さく、ハーフキャビティ、キャビティとなるにつれて大きくなるのが一般的で、やさしさも、マッスルバックが一番難しく、ハーフキャビティ、フルキャビティとなるにつれてやさしくなっていきます。

 

見た目はマッスルバックアイアンに似ていますが、アイアンヘッドが中空構造になっているため、ヘッドが少し大きくなっているアイアンです。

 

ステンレス鋳造製のモデルが多いです。

 

性能的には、キャビティアイアンやハーフキャビティアイアンと同程度のヘッドの大きさで、やさしさも同様です。

 

ただし、中空構造のため、打感が特殊なモデルが多くなっています。

 

これまで見てきた通り、アイアンクラブは、その形状・構造により、アスリート向けかアベレージ向けか分けることができます。

 

 

アスリート向けアイアン:マッスルバック、ハーフキャビティ、中空
アベレージ向けアイアン:キャビティ、中空

 

また、上記のような形状や構造の違い以外にも、アスリート向けとアベレージ向けではロフト角が違います。

 

アスリート向けアイアン:ロフトが寝ている(7番アイアンで30~35度前後)
アベレージ向けアイアン:ロフトが立っている(7番アイアンで25~30度前後)
特に7番アイアンのロフトが27度以下のものに関しては「飛び系アイアン」と呼ばれ、飛距離性能に特化したモデルと言えます。

 

 

アイアンを選ぶ際は、シャフト選びが重要です。

 

シャフト選びは、ドライバーの総重量を目安に考えるといいでしょう(ドライバーの重さが合っている場合)

 

具体的には、ドライバーの重さ+85~100グラムが、5番アイアンの適正な重量の目安と言われています。

 

例えば、以下のような組み合わせが考えられます(アイアンは5番アイアン)。

 

ドライバーの重さ:280グラム→アイアンの重さ:365~380グラム(カーボンシャフト)
ドライバーの重さ:300グラム→アイアンの重さ:385~400グラム(軽量スチールシャフト)
ドライバーの重さ:320グラム→アイアンの重さ:405~420グラム(重量級スチールシャフト)

 

※最近では、重いカーボンシャフトや、軽いスチールシャフトも販売されていますが、同じ重さでもカーボンシャフトのほうが体感的に10~20グラム重く感じるので注意が必要です。

 

例えば、100グラムのスチールシャフトと80~90グラムのカーボンシャフトが振った時に感じる重さが近くなりますので、軽いスチールシャフトや重いカーボンシャフトを選択する時は参考にしてください。

 

逆に、アイアンの重さがちょうどいいと感じられる場合は、ドライバーの重さを見直してみましょう。

 

 

 

 

ライ角、ロフト角とシャフトの硬さの関係

 

アイアンの番手ごとのシャフトの硬さが、バラバラの場合、ヘッドの入射角が一定になりません。

 

シャフトが適正硬度より硬ければ、インパクトでヘッドは通常よりフラットでロフトは開き、軟らかければヘッドは通常よりアップライトでロフトは立ってしまいます。

 

ショップで展示している場合は問題ありませんが、スイングすればシャフトの硬さが、ライ角に大きく影響します。

 

この、影響を排除するには、シャフトの振動数統一で番手ごとのハーモニーは絶対必要になります。

 

【参考資料】:シャフトの調整には絶対硬度を参照

 

シャフトの硬さを統一するため、ツアープロは振動数管理されたアイアンシャフトを使用しています。

 

その主流アイアンシャフトは、ダイナミックゴールドシャフトになります。

 

日本のアマチュアゴルファーには、このシャフトの重量が重いため、軽量シャフトとして日本シャフトのNS Proの使用が多く、最近女子プロの使用率も増加しています。

振動数対応のリシャフトのご相談はこちらから 

 

 

以下のアイアンシャフトリストはすべてのシャフト硬さを統一された、振動数対応シャフトになります。

 

テラーメイド公式サイト



売れ筋商品

 

 

アイアンシャフト

古くからアメリカのツアープロの多くが使用しているダイナミックゴールドシャフトで振動数管理がされています。

 

アイアン、cpm

 

 

アイアン、cpm
ダイナミックス シリーズ

 

アイアン、cpm
ダイナミックス ツアーイシュー シリーズ

 

アイアン、cpm
ダイナミックスゴールド SL シリーズ

 

ドライバーの様に出来るだけ遠くに飛ばすクラブと違い、アイアンは距離感と方向性を重視されるクラブです。番手ごとのシャフトの管理(cpm)がされていないと距離感がバラバラになり、硬さの違いでヘッドがインパクトで暴れやすく不安定な方向性を生んでしまいます。スコア―重視で考えれば是非振動数管理のアイアンシャフトの使用をお勧めします。

 

シャフトメーカーの商品紹介はこちらから

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