【初心者・中級者】のクラブ選びのポイント
当サイト筆者は、ゴルフ理論でクラブ選定方法、製造方法として振動数理論並びに重量管理理論を提案、平成元年に発明その後、日本で初めて特許を平成6年に取得(第2597789号)、富士通FMRシリーズゴルシスとして、大手ゴルフクラブメーカブリヂストンスポーツや、大手シャフトメーカに情報提供、この分野においてはパイオニアとして貢献してまいりました。その資料を基に当サイトは構成されています。
【初心者・中級者】のクラブ選びのポイントを紹介
初心者や中級者が使うやさしいクラブの定義は、、どのようなクラブを指すのでしょうか?
そこで、ドライバーが優しく打てる要素として基本的には次の5項目に分けることができます。
1: ボールが上がりやすい(ロフトが大きい、低重心)
2: スライスしにくい(シャフトが軟らかい)フェースがフックフェース
3: ミスショットが出にくい,スイートスポットが広い
4: 振りやすい(クラブが重すぎない)(シャフトが硬すぎない)
5: 構えやすく安心感を感じる
アイアンが優しく打てる要素として基本的には次の5項目に分けることができます。
1: スイートエリアが広い(芯を外しても飛ぶ)(周辺重量配分のキャビティアイアン)
2: 飛距離が出て安定した打球を打てる
3: ボールが上がりやすい
4: 捕まりが良い(スライスが出づらい)(シャフトが柔らかめ)
5: ダフっても飛ぶ トップしても上がる(ソール幅の広いアイアン)
以上の条件で自分に合うクラブの選び方とは、それぞれの経験や技術のレベルで考える必要があります。
そこで、初心者や中級者にとってやさしいクラブは、上級者には打ちやすい反面、扱いにくいクラブになります。逆に、初心者や中級者にとって上級者のクラブはボールを芯でとらえることが難しいクラブになります。
やさしいクラブとは、ゴルファーの経験や技術レベルなど様々な要素が一致して、初めてやさしいクラブになるのです。
つまり、やさしいクラブは、その方の現状の、年齢、体格、スキル 経験などから、比較的無難に、ボールを芯で打て、球の捕まりがよくて、思い通りの球を打てるクラブではないでしょうか。
難しいクラブは、ボールを芯で捕らえられず、ボールも上がらず、球筋をコントロールできないクラブが難しいクラブと定義できます。
初心者にとってやさしいクラブ
初心者は、クラブを速く振るノウハウをまだ身についていません。
その為、上の図のように、正面から見た時、スイング軌道は体の軸を中心として、ダウンスイング側に膨らんだ楕円形の軌道になりやすくなります。
またスイング軌道は、腕と体の回転が不十分で、スイング軌道はアウトサイドインになります。
その結果、クラブの軌道がアウトサイドで、トップから体の回転やインパクトへの正しい腕の使い方や体重移動が出来ない事から、ダウンスイングの弧が大きくなり、インパクト後の弧が小さくなります。
また、初心者の多くの方は、スイングが体の回転と腕の回転を同調できず、どうしてもボールを強く打とうとする意識が強く働き、手でクラブを振り下してしまいます。つまり、体の回転と腕の回転がリズムよく同調できずアウトサイドインのスイング軌道になります。
トップからダウンスイングへの切り返しで、ヘッド先行のスイング回転でスイングのタメが解け、左側に膨らんだ楕円形の軌道になります。
この楕円形のダウンスイングは、ダウンスイングで右サイドで腕、シャフトのタメができない、アーリ―ヒッティングでヘッドスピードが上がらず飛距離を伸ばせなくなり、インパクト直後のヘッドの加速も大きくロスし、大きなフォロースルーを取れなくしてしまいます。
また、上半身と下半身が同時に回るスイングでは、ダウンスイングで、スイング軌道が大きく外側に膨らみ、結果、インパクトでヘッドが戻りきらず、フェースが開いた状態でインパクトするのでスライスが出てしまいます。
この様なスイングブ軌道がアウトサイドインになり、初心者が必ず経験する道といえます。
ダウンスイングが膨らむ分、フォロースルーが小さくなり、不十分な体重移動で、インパクトのフェースコントロールも安定せず、左サイドに体重移動が不十分になり理想のフォロースルーを取れなくボールの回転軸が傾いた不安定な球筋になります。
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この様なスイング傾向の強い初心者の場合、例えば、クラブ全体が重く、シャフトが硬過ぎたり ロフトの少ないクラブでは、ダウンスイングでタメが解けクラブが寝てしまうことです。これはインパクトでフェースが開く原因で、初心者にとりとても難しいクラブになります。
タメの作りやすい柔らかいシャフトやキックポイントが手元調子で、自然にタメができやすいシャフトでスイングを作ることが改善手段として重要です。
このようなゴルファーの多くはドライバーでスライスを多く打つ傾向が強くなります、そこでヘッドとしては大型ヘッドで球の上がりやすいフックフェースのタイプが無難に思われます。
また、ロフトは10.5以上で球の上がりと球の捕まりを重視した選択がお勧めです。
アイアンの場合、ドライバーの重量フローに沿った重量で極端に重いクラブや硬いシャフトは避けてください。ヘッド形状はキャビティアイアンタイプや低重心タイプで、まずは球の上がりやすいヘッドの選択になります。
基準の目安として、ドライバーが290gであれば5アイアンで380g前後、7アイアンで390g前後の選択になります。
このようなタメの作りやすいクラブで、アドレスで構えた前傾姿勢を維持したテークバックの仕方を何度繰り返し練習してください。
また、テークバックの際両足を地面から離さず下半身を安定させて、上半身だけをねじる意識を強く持って行ってください。
初心者に多く見られるドアースイングは、体のネジレがないため、スイングスピードが上がらず、手打ちのスイングになり、インパクトが小さな打点になって、スライス系のボールが出やすく、十分なスピンがかかりきらずボールを上げる事が難しくなるのです。
また、手打ちの特徴は、インパクトでフェースが開いて上がることで、さらにロフトが大きくなるので、ボールに必要以上のバックスピンかかり飛距離も出なくなります。
解決方法は、スイングの軌道の矯正も一つの方法ですが、やさしいクラブで練習をする方が、この問題の解決の早道になり、スキルアップをしやすくなるのです。
初心者に取って、現状に適合していない難しいクラブでの練習をしている場合、ゴルフを難しくしてしまいます。ある程度、経験を積んで技術が向上するまで使用を控えることをお勧めします。
そこで初心者のやさしいクラブをデータから以下の条件になります
初心者のドライバー重量は、290g~300g程度が理想重量です。重いクラブではヘッドスピードは逆に上がりにくいと思われます。
シャフトの硬さでは、Rシャフト(振動数では240cpm程度)の使用をお勧めします。
240cpmの硬さでは、ダウンスイングでシャフトのシナリを作りやすく、、自然にタメを作れ、インパクトでヘッドの返りがよく球の捕まりもよくなります。また、タメのできやすい中調子や元調子のシャフトも選択肢の一つになります。
また、軟らかいシャフトは通常トルクも大きく、インパクトでのヘッドの返りを助け、球の捕まりがよくなります。
柔ら目のシャフトは、クラブの最下点が比較的インパクト後に起きやすく遠心力でヘッドの加速でき、スライス防止にもメリットもあり強い球が打てます。
クラブの長さは45インチを目安に、ロフトは10.5度以上程度で無理なく高弾道の打てる高ロフトにするのがベストです。
初心者の中でも体力のある方は、上記シャフトデーターのワンランク上の255cpm 310gのクラブでも問題ないと思います。
また、非力な女性ゴルファーの方は、逆に、220cpm~230cpm程度の軟らかいシャフトで、クラブウエイトも270g以下のクラブがお勧めです。
ロフトは15度以上のクラブがボールを上げ飛距離を伸ばせます。
飛距離を出すための条件は、ボールの打ちだし角度を高くし、ボールのスピン量を高めることです。これにはロフトが大きく影響してきます。見栄を張らず高ロフトの選択をしてください。
ロフト以外のヘッド機能では、重心深度の距離が長いヘッドが、ボールの捕まりが良く、ボールも上げやすくなります。
ドライバーは大型ヘッドの使用が、スイートスエリアも広く、方向性も安定します。ヘッドのタイプとしては、デープフェースよりシャロ―フェースの方が、低重心に設計されており、球のつかまりが良く、ボールを上げやすくなります。
但し、大型ヘッドが魔法のクラブではありません。ヘッドが大きい分フェースが開き気味にインフェースしやすくなります。テークバックでフェースを被せて行って下さい。
初心者の多くがスライスに悩んでいるなか、大型ヘッドはスライスを助長するようになり、この防止策として、フェース向きがフックフェースで、シャフトは硬めで軽いシャフトの選択がフェースの開きの防止には効果があります。
さらに詳しい情報はこちらを参照
シャフトの長さは45.0~46.5インチの中で一番構えやすく、スイングが窮屈のならない、違和感のない長さを選んでください。
クラブの長さはミート率と関係が深く、できれば長いクラブより短いクラブで確実にミートできるクラブの選択がお勧めです。
次に、アイアンヘッドの形状は、ボールを上げやすいソールの分厚いタイプの低重心アイアンが、球の捉まりも良く自然に球が上がり、やさしいクラブになります。
ヘッドの素材でも、鍛造アイアンと鋳造アイアンの2タイプあります。初心者の場合、鋳造アイアンの仕様はヘッドの素材そのものが硬く飛距離を出せるクラブで、初心者にはお勧めです。
また、方向性を安定させるには、ヘッドのウエイトを外側に配置したキャビティアイアンは左右慣性モーメントが大きく働きヘッドのスイートエリアが広く設定され、インパクトの衝撃でのフェースのブレを抑えたやさしいクラブになります。
さらに詳しい情報はこちらを参照
アイアンのクラブ重量も選択基準では無視できない重要な要素です。
スチールシャフト | カーボンシャフト | |
---|---|---|
非力な方ゴルファー | 380g以下 | |
一般的ゴルファー | 400g前後(軽量スチールシャフト含む) | |
体力に自信がある方 | 410g前後 |
5アイアンを基準に初心者や非力な方は
初心者のロングアイアンは、難易度が高く、上手く打とうと練習を重ねても、かえってスイングを壊してしまい、他のクラブに悪い影響を及ぼす危険があります。
ここは、ユーテリテーで難しいロングアイアンの距離を補充する様にしてください。ユーテリテーアイアンを選ぶ基準は、アイアンとのロフトの繋がりを持ってセットする選び方がコツになります。
ロングアイアンのやさしいクラブはユーテリテーと認識して下さい。
さらに詳しい情報はこちらを参照
以下の動画では、初心者がテークバックで体の回転と腕の使い方を間違っている場合、左肩と腕の使い方、また、テークアバッツク、バックスイングで下半身の動きを是非参考にしてください。
【関連記事】
クラブ選択はクラブの総重量は最も重要なファクターです。
適正クラブ重量についてさらに詳しく知りたい方はこちらから
中級者にとってやさしいクラブ
中級者に取って優しいくらぶは、初心者や上級者のクラブでもなく、中級者にとり優しいクラブになります。
中級者とは、ある程度経験を積むことで、クラブをスムースに振れ、クラブの芯でボールを捕え、弾道の高い球を打てるようなゴルファーが対象になります。
上の図のように、正面から見た時、スイング軌道は体の軸を中心として、ダウンスイング側の膨らみは改善されてきます。右側のスイング軌道が少し膨らんだ楕円形の軌道になります。
トップからダウンスイングに切れ替えるタイミングも、感覚的に行えるようになり、、トップからパワーアングルをインパクト近くまで維持できることで、クラブがインサイドからスイングできるようになります。
インサイドのスイング軌道は、ダウンスイングでクラブを縦に下すことで、左側が小さな円形を描き、その分インパクトゾーンを水平に長くでき、インサイドのクラブ軌道から、フォロースルーも左サイドのダウンスイングより大きな軌道になります。
このようにフォロースルーを大きく取れることは、ダウンスイングでウエイトが左サイドに正しく移動でき、インパクトゾーンも長く使え、飛距離を伸ばすことや、正確な方向に球を打つことが出来るようになります。
ゴルフの経験がある程度身についてくると、ドライバーの打感や打感音など、いろいろとこだわりが出てくるものです。
中級者のドライバーの選択条件は、クラブの長さ、クラブの重さ、シャフトの硬さ、ヘッドの大きさ、フェースの高さ等が上げられます。
これらの、スペックを自分のスイングに合す事が重要になり、一段とレベルアップするには、スイングに合すクラブが求められる時期になります。
その中で、シャフトが飛距離アップや正確なショットを打つ重要なポイントで、それには、自分のヘッドスピードにシャフトの硬さを一致させなければなりません。
それには、まず自分のヘッドスピードを知ることです。ゴルフ量販店の測定機で測定出来ますが、測定値は少し甘い様な気がします。大体1~2.5m/s程度速くで出る様です。
そこで、ヘッドスピード測定の機会がない方には、自分のヘッドスピードを知る方法として、飛距離から自分のヘッドスピードを知る事ができます。
ドライバーの飛距離はボール初速度で決まりますから、逆算でヘッドスピードの計算が可能になります。振動数とヘッドスピード、飛距離とcpmの関係資料を参照してご自身のヘッドスピードを認識して下さい。
シャフトは飛距離を伸ばす最大のツールです。自分に合うシャフトの硬さを見つかれば、芯でボールを捕まえ、ボールを自然に上げることもでき、球の方向性をコントロールできます。
シャフトの硬さのスペックを決定することで、トルク キックポイント 重量などが自動的に決定されます。一般的には、シャフトが硬くなるほど程、重くなり、トルクが小さくなり、シャフトが軽くなれば、トルクが大きくなります。
競技志向を目指されている、中級者ゴルファーには、現在のスキルから少し上目のクラブ選択が目安になります。その時には自分が構えやすい、自分の好みのモデルを対象にすることも良い選択肢といえます。
例えば、キャビテーアイアンより中心にウエイトのあるセミキャビテーを選ぶとか、操作優先のクラブ選択になります。、
上で述べた様に、まずは、ヘッドスピードに一致するシャフトの硬さを選ぶことで正しいスウイングの生成にも大きな役割をは果たします。
正しいシャフト選択は、不安感を払拭し、自信を持って練習に打ち込め、結果大きな学習効果が生まれてきます。
結論 中級者のやさしいクラブとは、現状のスキルに合ったシャフトの硬さを慎重に選ぶことです。それが、ゴルフ上達の秘訣です。
次にクラブ重量ですが、スイング出来る最大の重さが基準になりますが、重すぎてヘッドスピードが落ちたり、スイングが窮屈でスムースにスイング出来ないようにならないクラブ重量が重要です。
軽すぎるクラブや、硬く、重いクラブはダウンスウイングで力が入り、右肘や右手首が伸びやすくなるため、タメができず、スイングが手打ちになります。手打ちは、スウイング軌道がアウトサイドインのカットスイングになり、打球はスライスになります。
例えば、重い鉄棒でボールを打ってみると、鉄棒の重さに耐え切れず、右肘、右手首が伸びてしまい、スイングで重要なダウンスイングでタメができずヘッドの芯でインパクト出来ず、ボール初速の遅い低弾道のボールで球も上がらず、全く飛ばない事に、気づかれると思います。
反対に、軽すぎるクラブは振りやすさはありますが、トップからの切り返しで間が取れず、ヘッドがすぐに下りてしまい、タメが出来ず、インパクトで手首を使うため手打ちでスイング軌道も安定しなくなります。
また、ダウンスイングで体の軸が左側に倒れやす(体がスエ―)くなり、インパクトでグリップファーストでヘッドが遅れることで、インパクトでヘッドフェースが開いてスライスやプッシュアウトにもなります。
中級者になれば、当然クラブ重量も敏感に感じられ、シャフトの硬さと同様、さらなるスキルアップのための分岐点になります。
ここでの、クラブ選択ミスはスキルの成長を止めるばかりか、スランプに落ちる危険性の高い時期になります。
クラブの重量は、ヘッドやグリップで変化するのでなく、シャフトの重さでかわりますから、シャフト選びが上手く出来ないと、自分にやさしいクラブとの出会いはありません。
下の表はシャフトの硬さの違いで、クラブ総重量の変化を表した資料です。
Aシャフト装着のクラブ標準クラブ総重量
クラブ長 45インチ カーボンシャフトの場合
シャフト重量 |
ヘッド重量 |
グリップ重量 |
グラブ総重量 |
---|---|---|---|
45g |
194g |
50g |
289g |
±5g程度の誤差があります
Rシャフト装着のクラブ標準クラブ総重量
クラブ長 45インチ カーボンシャフトの場合
シャフト重量 |
ヘッド重量 |
グリップ重量 |
グラブ総重量 |
---|---|---|---|
55g |
196g |
50g |
301g |
±5g程度の誤差があります
Sシャフト装着のクラブ標準クラブ総重量
クラブ長 45インチ カーボンシャフトの場合
シャフト重量 |
ヘッド重量 |
グリップ重量 |
グラブ総重量 |
---|---|---|---|
65g |
198g |
50g |
313g |
±5g程度の誤差があります
Xシャフト装着のクラブ標準クラブ総重量
クラブ長 45インチ カーボンシャフトの場合
シャフト重量 |
ヘッド重量 |
グリップ重量 |
グラブ総重量 |
---|---|---|---|
75g |
200g |
50g |
325g |
±5g程度の誤差があります
中級者のやさしいクラブとは、現状のヘッドスピードに合わせたシャフトの選び方で、特にやさしさを追求するには少し軟らかめシャフトが有効になります。ヘッドはその方が、一番理想の弾道を打てる、球の捕らえやすいタイプのモデルをチョイスしてください。
ヘッドのタイプ別機能にはこちらから
ヘッドスピードとシャフトの硬さはこちらから
アイアンのヘッド形状
アイアンヘッドには、2種類の製造方法があり、鍛造(たんぞう)製法と鋳造(ちゅうぞう)製法になります。製造方法の大きな違いは、インパクト時の打感の違いにあらわれます。
鍛造製造のアイアンは軟鉄で作られているので、打った感じは軟らかく、一方の鋳造ではステンの合金で作られてるので、打感は硬く感じます。
一般的には鍛造製法で作られたクラブは中級者、上級者向けが多く打感の良さ、操作性に優れたヘッドになります。一方、鋳造製法で作られたクラブは初心者向で、飛距離、ミート率や正確なショット打てることを重視した、ヘッドが主流になっています。
アイアンヘッドには、キャビティアイアン、セミキャビティアイアン、マッスルアイアン、コンベンションアイアンなどがありますが、モデルごとに機能が異なります。
中級者がアイアンを買い替える場合、さらなる上達を目指すというタイプであれば、マッスルバックも選択肢の一つになります。
ただし、そこまでの意欲がないレジャー志向の方は、マッスルバックのアイアンの様に、スイートスポットの狭いクラブを選ぶより、バックフェースが大きく空いた「ポケットキャビティ」もしくは、「ハーフキャビティ」といったモデルのアイアンセットがスイートエリアも広く設定されているのでやさしいクラブと言えます。
キャビティーアイアンを購入する際は、ソールの厚さやヘッドの大きさに特に注意が必要です。あまりにも厚く、大きすぎるモデルを購入してしまうと、ヘッドの抜けが悪くなってしまうため、なるべく小ぶりヘッドのモデルを選ぶようにしてください。
基準ロフト ライ角
クラブ長さ5アイアンを起点 (インチ)
ナガサ | 38,0 | 37,50 | 37,00 | 36,50 | 36,00 | 35,50 | 35,50 |
ロフト | 24 | 27 | 30 | 34 | 39 | 44 | 55 |
ライ | 61,0 | 61,5 | 62,0 | 62,5 | 63,0 | 63,5 | 63,5 |
中級者のアイアンクラブの選択基準
スチールシャフト | カーボンシャフト | |
---|---|---|
非力な中級者 | 380g以下 | |
一般的な中級者 | 400g前後(軽量スチールシャフト含む) | |
体力に自信のある中級者 | 410g前後 |
アイアンクラブの選択基準はシャフト重量で決めることです。
アイアンクラブのシャフト重量資料はこちらを参照してください。
結論 やさしいクラブとは、現状のスキルに合ったクラブを選ぶことです。それが、ゴルフ上達の秘訣です。
やさしいクラブ選びは、シャフトの硬さ、トルク ヘッドタイプを、ヘッドスピ―に一致させるシビアなクラブ選択になります。
中級者の方には、テークバック、バックスイングでスインウ軸を動かさず、下半身の動きを極力おさえ上半身のネジレのネジリ肩を参考にして下さい。特に左からの回転の仕方を参考に。
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上級者のやさしいクラブ
ゴルフ歴も長く、相当の練習量と経験を積んでこられたゴルファーです。
スイング軸が安定してきます。トップスイングからインサイドでクラブを下ろせ、右肘と右手首のタメをインパクトまでキープでき、インパクトでヘッド走らせる技術を身につけた方になります。
図で示しているスイング軌道はクラブを縦に振り下ろせることから、ダウンスインサイドが極端に小さな円軌道を描いています。
これは、トップスイングからシャフトを立てて下すことで、スイング軸の体の回転が小さくなり、ヘッドの慣性モーメントが大きく働き、インパクトからフォロースルーのウエイト移動もスムースに行えて、ヘッドスピードを加速させることが出来ます。
上級者にとってやさしいドライバー
上級者にとってのやさしいドライバーは、自分で納得出来したスイングを行った時、満足できる結果が得られるクラブです。
その為には、シャフトの硬さが自分のヘッドスピードに完全に一致しているかどうかです。さらにシャフトやヘッドの詳細なスペックが、自分のスイングスタイルに合うかどうかのフィーリングや慣性の世界になります。
ヘッドスピードが速ければ速い程、シャフトの硬さの影響を受けやすく、微妙な違いにより、大きく結果が違ってきます。
インテンショナルな球筋やインパクトでの繊細なフィーリンを追及する方は、振動数(cpm)でシャフトの硬さを徹底的に管理されることをお勧めします。
インパクトでシャフトのシナリがヘッドスピードと合致させることが出来、シャフトの最下点でインパクトできることです。このことで、ヘッドスピードのパワーを効率良くボールに伝達してボールの初速度を上げる最高のパフォーマンスが可能になります。
シャフトの特徴は、ダウンスイングが上から下の方向の軌道になるので、直進性にすぐれ、ハジキの良いシャフトが向きます。さらに、球の打ち分けが要求されるので、ヘッドの操作性もしやすいいシャフトになります。
ヘッドスピードとシャフトの硬さについての参照はこちらから
次に、クラブ重量については、ヘッドスピードが45m/c以上のハードヒッターには、ある程度スイングできる最大の重さのクラブが最適になります。これは、スイングを安定させるには適度な重量が必要だからです。
また、クラブの重さが大きい程、スイング中の遠心力が大きく働き、スイングの回転速度が上がるからです。
ヘッドスピードのある上級者の軽すぎるクラブは、ダウンスイングでコックが解けるタイミングが遅れ、フェースが開いてインパクトするのでスライスの球筋になります。タイミングを合わそうと無理に手首を使うことで、フェースがカブリフックの球筋になります。
ドライバーのヘッドは操作性を考えると、小ぶりのヘッドになります。ロフトは9° 9.5でフェース角度はストーレートが基準になります。ただ、フェードボールを好まれる方は少しフックフフェース(0,1°)で、ドローボールを好まれる方は基準(ストレート)で良いと思います。
クラブの長さは、シャフトの長さで飛距離を上げる必要はなく、44.5インチ程度でスイングの回転速度を上げる方がベストです。
最近の傾向として、高弾道、低スピンのヘッドが多く販売されています。低ロフトでボールのスピンを押さえ、重心深度を深くすることで打ち出し角度を高くする、このような大型ヘッドはボールの直進性も高くロウスピンで飛距離を伸ばせるヘッドになり、近年トーナメントプロさえ、このようなヘッドを使用し始めて来ています。
上級者のドライバーの選択基準
ヘッドスピードが43m/sのセミハードゴルファーの方に クラブ長 45インチ
ヘッドウエイト |
シャフト重量 |
グリップ重量 |
クラブ総重量 |
---|---|---|---|
198g |
65g |
50g |
310g |
ヘッドスピードの50m/s前後のハードヒッターの方 クラブ長 45インチ
ヘッドウエイト |
シャフト重量 |
グリップ重量 |
クラブ総重量 |
---|---|---|---|
200g |
70g |
50g |
320g |
上級者のアイアン
上級者は飛距離が出るアイアンでなく、番手ごとに正確性に距離をきざめ、インパクトでヘッドの芝の切れの良さを求めたアインになります。
ヘッドは、弾道も風に対して影響をあまり受けず、球が上がりすぎないヘッドになります。
また、アイアンは各番手の飛距離を正確に把握するために距離のバラツキがないアイアンが最適です。意図的にスライスやフックを打ち分けるため、操作性に優れた小ぶりのヘッドになります。
基準ロフト ライ角
クラブ長さ5アイアンを起点 (インチ)
ナガサ | 38,25 | 37,75 | 37,25 | 36,75 | 36,25 | 35,75 | 35,25 |
ロフト | 22 | 24 | 27 | 31 | 36 | 42 | 52 |
ライ | 61,0 | 61,5 | 62,0 | 62,5 | 63,0 | 63,5 | 63,5 |
上級者のアイアンクラブの選択基準
スチールシャフト | カーボンシャフト | |
---|---|---|
上級者 | 400g前後 | |
上級者 | 420g前後(軽量スチールシャフト含む) | |
体力に自信のある中級者 | 430g前後 |
上級者には、ミスの原因がはっきりわかるヘッドである「セミキャビティ」か、「マッスルバック」を使用する事をお勧めします。
アイアンシャフトは、各番手ごとの距離の誤差をなくすため、各番手ごとにシャフトの硬さを振動数管理できる、ダイナミックゴールドや、日本人に合わせた、軽量のシャフトで振動数管理された日本シャフトなど、スチールシャフトの使用率が高くなっています。
これは、シャフトの硬さを振動数で正確に管理されたシャフトで、すべての番手が同じフィーリングでスイングできるように製造され、かつ番手ごとの飛距離の誤差が出ないように製造されています。
これは、振動数を管理することで、インパクト時における正確なロフト、ライ角も同時に実現できことになります。
上級者のやさしいクラブは、ヘッドスピードに一致した振動数管理されてシャフト選択になります。
ドライバーに適合するフェアウエーウッド・ユーティリティウッド重量
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