ドライバーのインパクト理論
ドライバーで理想のインパクトの取り方
理想のインパクトは、ダウンスイングで体のネジレからシャフトに溜めたエネルギーをヘッドを通して効率良くボールに伝えることになります。
ダウンスイングはボールだけを強く叩く意識をせず、長いインパクトゾーンを想定してインパクト後はクラブヘッドを低く長く出し、フォロースルーに繋げることが重要です。つまり、インパクトはスイング中の1過程でボールを打つイメージを持ってスイングを行うことです。
このインパクトゾーンは、クラブのヘッドの最下点にあたり、ヘッドが最大スピードを迎える地点でもあり、10000分の数秒の世界で、クラブのコントロールを意識的に行うことはできません。
クラブの加速に合わせた動きで、球を飛ばそうとただボールだけを強く叩く意識を持たず、スイングスピードに強弱をつけないようにスイングすることが重要です。
ボールだけを強く打とうと意識すれば、インパクトはボールを打つだけで終わり、ヘッドを加速できる右腕を使ったフォロースルーを大きく取れなくなります。
前のダウンスイング記事で解説したように、腰のスライドでクラブを下に引く
参照: グーグルとデータ提供者
正しいダウンスイングを行えは、インパクトで両脇が締まり、クラブは自然とインサイドから角度のあるスイング軌道になり、フェースローテンションも安定したスイング軌道で正確にインパクトできます。
インパクトでは、クラブコントロールはできませんが、1点イメージしていただきたい事があります。
それは、ボールに対してフェースを真っすぐ当てようとするイメージを持ってインパクトすることです。つまりボールの前後を真っすぐ通す意識を持つことです。何のイメージもなくインパクトするより遥かにフェース向きが安定するのです。
さらに、インパクトゾーンは、実際のボールの先に仮想ボールを打つように、広いインパクトゾーンを仮定すれば、自然にヘッドの加速が生まれ、ヘッドを走らせることが出来ます。【慣性の法則】
インパクトでヘッドを走らせるイメージは、電車やバスの中に立っていて、突然急停車したとすると、あなたは進行方向に倒れていきます。これは、慣性力が働くために起こる現象で、これがまさしくスイング中にヘッドを走らせるとイメージと重なります。
これは、インパクトで左サイド軸に壁を作ることで、インパクトのシャフトのターンでヘッドがグリップを追い越し、クラブヘッドの慣性力が一気に加速(遠心力)します。これによりヘッドスピードが加速でき、大きな飛距離を打つことができます。
この壁をつくるには、ダウンスイングのウエイトの取り方にポイントがあります
インパクトで右足にウエイトを残しインパクトすることです。これにより、左サイドの壁は回転軸の中で行え、インパクトでは頭の位置がボールの右サイドに、ヘッドは左かがと先に残る状態で、回転軸を挟んでボールの遠心力と、応心力の引き合いでインパクトでのヘッドの加速が増し、ヘッドスピードも増すことになります。
さらに、この壁を作ることで、、ヘッドがボールに正しくインフェーズでき、腕と手首のローテンションを正確に行え、正確なボールも打てることになります。
黄色い線の位置で左サイドの壁を作ることは、、この壁を軸として右腕と右肩(白矢印)をきっちり回してフォロースルーを取りやすくなります。
このフォロースルーをきっちり取る事で飛距離アップだけでなく、力強い弾道の球を打て、ミスショットした時でも、そのミスを最小限に抑えることができます。
初心者で上の説明が理解しにくいかたは、インパクト時、体のセンターでクラブが地面に直角になるタイミングでヘッドターンをするイメージになります。
左の壁を作るには、上の写真の様にトップスイングのスイングAとインパクトのスイング軸Bでもわかるように、スイング軸は両足に内側に乗せる傾斜であり、スイングはA、Bの両足の内側で行うことです。
この流れから、左の壁とはスイング軸Bになることが分かります。
インパクトのポイント
スイングは体の回転を利用して、両腕を振ることです。
スイングを車に例えると、左腕はハンドルでスイング軌道、右腕はエンジンでヘッドを走らせる役目です。
インパクトでは右腕、右手首のコックの解放でエネルギーをヘッドに移すことです。このエネルギーの移動を支えるのがアームローテイションになるので、インパクトゾーンを真っすぐ通す原動力になるのです。
また、体の回転は下半身の使い方が重要で、写真でも分かるようにダウンスインで右膝を飛行方向に押しだすことで、腰の回転が自然とおこなえるのです。
右膝を前に出せば、上体が開きますから十分注意してください。
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