自分に合うアイアンシャフト選択
アイアンシャフトの選択はドライバーの重量・振動数に合わすのが基本
当サイト筆者は、ゴルフ理論でクラブ選定方法、製造方法として振動数理論並びに重量管理理論を提案、平成元年に発明その後、日本で初めて特許を平成6年に取得(第2597789号)、富士通FMRシリーズゴルシスとして、大手ゴルフクラブメーカブリヂストンスポーツや、大手シャフトメーカに情報提供、この分野においてはパイオニアとして貢献してまいりました。その資料を基に当サイトは構成されています。
アイアンシャフト選択
素材の選択・スチールシャフトかカーボンシャフト
まず、自分に合うアイアンシャフト選択の第1歩はシャフトの素材です。
アイアンシャフトの素材はカーボンシャフトかスチールシャフトの選択になりますが、ドライバーとの重量調和が成されていれば、カーボン、スチールのどちらでも選択肢になります。
カーボンシャフトの特長
一般的には、初心者の方やヘッドスピード遅めの人におすすめのシャフトになります。
カーボンシャフトはシート状の炭素繊維をマンドリルと呼ばれる真鍮巻いて製造されます。炭素繊維は設計に合わせて数種類のシートで製作されることから、様々な特性をシャフトに与えることが出来ます。
カーボンンシャフトは、スチールに比べて、シナリ重視の設計で、飛距離の性能に特化したシャフトが作れるのが特長です。
また、トルクはカーボンの方が多め設定されており、スチールに比べシャフトの肉厚や素材による打感の違いにより、カーボンの方がスチールと比べて手に使わる振動は少なくなっている関係で手首の負担が少ないのが特長です。
カーボンシャフトのメリットとして、シナリが大きいことで、ボールが上がりやすいく、パワーの少ないゴルファーでも飛距離が出やすいのがカーボンシャフトです。
飛距離重視や女性・シニアゴルファー向きで、ドライバーのカーボンシャフトの重量フローからも繋がりの良さでリズムの取りやすいアイアンシャフトになります。
スチールシャフトの特長
スチールシャフトは、金属元素を、単独あるいは複数添加した合金を「特殊鋼」で ステンレス鋼、ねじれに強く曲がりにくいのが特徴です。
カーボンに比較して、芯を外しても曲がりにくいシャフトが特長です。一般的には、安定した弾道を求める方にはスチールシャフトをおすすめします。
トルクはスチールの方が少なめで、トップからシャープに振り下ろす際にタイミングが取りやすいのが特長です。
スチールシャフトのメリット、打点のミスに強く、強くスイングしても曲がりにくい方法性重視が特長です。
また、カーボンシャフトに比べ操作性が高く、上級者や中級者に好まれるシャフトです。また、コストの面からもリーゾナブルが特長になります。
合うアイアンシャフト選択 /重量と硬さ
ゴルフは、いかに少ないスコア―でラウンドできるかを争うスポーツで、ドライバーはより遠くに飛ばし【ボールを運ぶ】、アイアンは正確な距離と正確な方向性に球を打つ【狙う】ことが求められるクラブです。
そこで、ドライバーをいくら飛ばしても、2打目のアイアンで距離と方向を正確に打てないと、スコアーをまとめる事はできません。
アイアンは複数のクラブがあることから、飛距離を出すクラブでなく、残りの距離に合うクラブ番手を選択をするのがアイアンクラブです。
コースラウンド中、アイアンの使用率は、ドライバーより使用率も多く、ボールの置かれてる状況で、アイアンクラブ選択の良し悪しと、正確な距離と方向に球を打てるかどうかが、直接スコアーメイクに繋がる重要なクラブです。
自分に合うアイアンシャフト選択の重要なファクターは、自分自身が各番手のシャフトの振動数と、クラブの重量を正確に知る事で、自信を持って各番手の正しい距離感を把握してスイングすることですが、実際アマチュアゴルファーが、各番手のクラブ機能を体で覚えることなど不可能ではないでしょうか。
そこで、シャフトの選択として重さやシナリ方で、その適合性をある程度数値で分類できるのです。
アイアンシャフトは複数本数を使用することで、まず全体としてアイアンシャフトの選択を考えて見ると、以下の表が基準になります。
アイアン重量が重くなるほど |
アイアン重量が軽くなるほど |
---|---|
アイアンに自信がある |
それほどアイアンは得意でない |
ヘッドスピードある |
ヘッドスピードは普通、やや遅い |
体力に自信がある |
体力は一般的である |
強い弾道で安定性を求める |
球の捕まりがよく高弾道を求める |
球の捕まりにくくスライスしやすい |
球の捕まりが良いフックしやすい |
力ずよいボデーターンタイプ |
振り遅れ気味のスインガー |
自分に合うアイアン選択の方法として、スイングスピード、スイングタイプや体力に合わせた重量と、弾道の高さを基準に選ぶ方法がベストな選択肢になります。
また、得意クラブがドライバーであればドライバーのシャフト重量とマッチングするアイアンシャフト重量を選ぶ方法が適正な選択になります。
そこで、この方法について下記で詳しく説明いたします。
アイアンのシャフト選択もウッドと同様にヘッドスピードに合わせるのが基本で、できる限りドライバ―のシャフトの硬さ、重さに統一することが重要なポイントです。
つまりウッドとアイアンのシャフトの硬さと重量を統一させることで、インパクトのタイミングとスイングのリズムを統一でき違和感のない自分に合うシャフト(やさしいクラブ)が可能になるからです。
合うアイアンシャフト選択はドライバーシャフトが基準
アイアン選択は単体で選ぶのでなく、ドライバーからピッチングまで流れで選ぶのが正しい選択になります。
これからいけば、アイアンシャフトの選択は、一番長いドライバーを基準に選ぶのが最も正しい選択になります。
クラブには流れが重要で、この流れとはシャフト重量とシャフトの硬さをさします。
セットの中に、一本でも流れから外れるクラブがあれば、違和感を感じます。これはスイングはリズムとタイミングでなり立つからです。
そのことを押さえて、以下のアイアンシャフト重量を参照してください。
【参考資料】:ドライバーに合うアイアンクラブを詳しく知る
アイアン番手の統一
さらに、アイアンで最も注意する点は、アイアンの各番手どうしの調和が大切になります。
アイアンシャフトはドライバーと異なり複数本数のクラブがあることです。言い換えると、一本一本クラブの機能が異なれば、それぞれ、一本ごとにスイングを変えなければならない事になります。
ゴルファーの中にアイアンショットで、いつも通りのスイングを行っても、得意クラブ、不得意クラブができてしまう方が多くおられと思います。
これらの原因が、自分のスイングが悪いものと勘違いする場合がありますが、そのような場合の多くがシャフトの硬さや重さの異なりから起こっているのです。
一般ゴルファーは、シャフトのスペックがRであればすべての番手が同じ硬さ、重さとおもわれるのですが、実際は同じ硬さ、重さとは限りません。
そのため、アイアンセットの不統一を解消するには、各番手の振動数と重量管理が大切になってくるのです。
プロゴルファーの使用アイアンは、すべての番手の振動数と重量管理(シャフトの絶対硬度)されているクラブを使用しているのです。
まず、アイアンのシャフト選択はドライバーを基準にするのが一般的です。ドライバーのシャフトを分析し、それにハーモニーする合うアイアンシャフトの選択になります。
下のグラフは実際の使用クラブのクラブシャフトの硬さを分析した折れ線グラフです。
白の折れ線グラフは使用クラブの実際のシャフトの番手別硬さをcpmで表しています。
太いブルーは同じ硬さのラインで、このラインはこの方の個人情報からAIにより計算された最適振動数ラインで同じタイミングでスイングできるシャフトの硬さです。
しかし、実際の使用クラブの白い折れ線グラブから、各番手の硬さのバラツキがわかります。
一般ゴルファーには信じられないデータかもしれませんが、このシャフトの表示スペックはSで、Sシャフトが装着しているからと言って、全ての番手が同じSではない現実を理解してください。
ではどうして、このような事がおこるのでしょうか。
一般シャフトメーカのS、R の硬さ表示は、シャフトを製造する素材の硬さであり、スイング中のシャフトのシナリの硬さではないことです。
この動的なシャフトの硬さはCPMで測定する方法しかないことです。
ただ、プロゴルファーやローハンデイーのゴルファーのアイアンセットは、ほぼブルーのラインに沿うように調整されたクラブを使用して、上級者ほど完成されたクラブを使用していることがわかります。
以下のグラフは当社特許取得のクラブ分析システムより参照
実際のアイアンセットの硬さを分析・グラブの読み方
白い折れ線は使用クラブを振動数で測定した値で、各番手に硬さのバラツキがみられます。
ロングアイアンとショートアイアンは自分の適正シャフト硬度ライン(ブルーの太いライン)から、かなり上にありロングアイアンは球も上がらず難しクラブで使用は難しくなります。
ロングアイアンはシャフトの最下点がインパクト前に来ることで、フェースが開いてヘッドがフラットでボールを捕らえ、ヘッドのターンも十分起こらず芯でボールを捕らえることはできません。
結果スライスボールやインパクトはヘッドが上を向く状態でボールの頭をたたきトップボールが出やすくなります。
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ロングアイアンをトップしたり芯でボールを捕らえることができない理由は、基本的にはヘッドスピード不足ですが、シャフトの硬さとアイアンヘッドの難しさからです。
シャフトの硬いショートアイアンは自分のリズムでスイングすれば、スイングリズムが早くなりトップがでやすく、リズムを速してくインパクトを強くしないと、フェースでボールをしっかりとらえることが出来ません。
例え、インパクトでリストを使い、しっかり球を捕まえても、左にヒッカケやすい球筋になります。
さらに、ショートアイアンヘッドは元々左に生きやすい構造になっているのです。
当然軟らかいボールを打てず、スピンの効いた距離感通りの打ち方はできません。
そのうえ、うまくグリーンオンしても強い弾道でグリーン上では球が止まりにくく、グリーンオバーしやすくなります。
硬く重いショートアイアンは、ダウンスイングで上体に力が入りやすく、左肩を開いてインパクトすることで、アウトサイドのスイング軌道で左に引っ掛けるボールがでるのです。
また、シャフト全体の硬さのバラツキがあれば、インパクトで各番手のシャフトの硬さの違いで、同じスイングしてもインパクトのタイミングがバラバラになります。
当然、インパクト時の正確なライ角、ロフトでボールを捕まえることもできず距離感、方法性に狂いが生じ不安定なアイアンセットになります。
ロフト、ライ角は飛距離、方向性に大きく影響し、振動数を管理されることで初めて、ロフト角とライ角げ正しく反映されると考えてください。
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|
シロの折れ線グラフでは、ロングアイアンのシャフトが全体として硬く、重い事がわかります。ミドルアイアンな全体の中では、シャフトが比較的軟らかくクラブ重量も適正に近い値です。
ショートアイアンもロングアイアン同様シャフトが硬く、重いクラブといえます。
この様なアイアンでは3タイプのシャフト(S・SR・X)を使用していることになり、打ち方もそれぞれの番手に変えて、打たなければなりません。
アイアンのシャフト選択で最も重要な点は各番手の調和ができている、つまり、ハーモニーされているアイアンセットであるかが決め手になります。
ハーモナイズの基本: シャフトの長さ・シャフトの硬さ(cpm)・シャフトの重量
アイアンは芝生やアンダーグラウンドに止まっているボールを直接打つわけですから、使用クラブを瞬時に判断することが大切になります。
スイング状況が悪い場合は、リスクの一番少ないクラブを選ぶ判断力とスキルが必要になります。
アイアンはこのように、ドライバーの様にティ―アップしたボールを打つのではなく、ボールのありのままの状態でスイングしなければなりません。
その為には、番手ごとに、振動数の調和と重量管理された、自分にとってやさしいクラブが必要になるのです。
複数本あるアイアンは、同じリズムでスウイングが出来、自信を持ってショットが出来るやさしいクラブが求めららます。
自分に合ったやさしいクラブは、自分のミスショットの原因が何かが、すぐ判断できるクラブを言います。
自分に合っていない難しいクラブは、ミスショットした原因が何かが把握できずプレーを続け、スイングのリズムが崩れて不愉快なラウンドをすることになるのです。
この点、振動数管理と重量管理されたクラブは、ミスショットの原因を何かを知らせ、直ちにスイングの修正が出来るやさしいクラブになります。
その逆に、管理がされていないクラブは、ミスショットの原因が、自分のスイングミスによるものか、クラブが合わないから起こるのか、をすぐに判断できず、どこを修正したらいいのかも分からず、ミスを連発して、スコアーを大きく崩してしまいます。
初心者のゴルファーは、以下の様なラウンドを経験されたも多いのではないでしょうか?
ドライバーがナイスショットで調子が良いのに、2打目のアイアンが上手く打てずミスを重ねて、スコアーをまとめられず、後味の悪いラウンドをしてしまった。
この様な状態では、スイングが悪いと考え込むより、ウッドとアイアンの調和をチエックすることで、意外と解決に繋がります。
両セットのシャフト硬さや重さがハーモニーされていないと、正しスイングを行っていても、この様なちぐはぐな現象になるのは、ごく自然なことです。
そのために、クラブ全体として、ウッドセットとアイアンセットをマッチング(振動数と重量管理)させることで、ウッドとアイアンの使用感の一帯感ができ、スイングのリズムが良くなり、スコアーメイクに繋がることを理解してください。
両方セットの管理がきちっとされていれば、、その日のラウンドはドラーバーが良かったのに、アイアンが全然ダメだった、のような、ちぐはぐなラウンドをしなくて済むのです。
自分に合う、アイアンの最適振動数はヘッドスピードから選ぶ方法が最適な選び方になりまが、基本はドライバーの振動数や重量に合わすのが現実的です。
その上でアイアンは飛距離を番手で選べば解決できるわけですから、方向性を安定させるためには、少し重めのクラブを選択が一般的になります。
その意味で、男性ゴルファーは、よほど非力でない限り、アイアンシャフトには軽量スチールの使用が一般的でお勧めです。
但し、アイアンが苦手な初心者や女性ゴルファーは、逆に軽めのアイアンで振りやすさを優先する方が良いとおもいます。カーボンシャフトの選択がお勧めになります。
以下の表はヘッドスピードと5アイアンの硬さの参考資料です。
ヘッドスピードと5アイアンの最適振動数
ドライバー45インチでのヘッドスピードに比例したシャフトの長さ 38インチの最適振動数
38m/c |
39m/s |
40m/s |
41m/s |
---|---|---|---|
272cpm ±10 |
284cpm ±5 |
290cpm ±5 |
296cpm ±5 |
42m/s |
43m/s |
44m/.s |
45m/s |
301cpm ±5 |
307cpm ±5 |
313cpm ±5 |
319cpm ±5 |
46m/s |
48m/s |
50m/s |
50m/以上 |
325cpm ±5 |
325cpm ±5 |
331cpm ±5 |
337cpm ±5 |
現状のアイアンセットは7アイアンが基準になっています。上のグラフの5アイアンの振動数に8cpm加算した値が7アイアンデータです。
振動数管理は重量管理と連動しており振動数が多いと、自然とクラブ重量は比例して増加していきます。
ツアープロは、ウッドセットとアイアンセットのアンマッチイングの原因で、自分のスイングを壊さないように、しっかりと振動数管理された信頼できるクラブを使用する所以です。
アイアンシャフトの振動数と重量
アイアンシャフトの振動数/重量/トルクの関係
上の記事から、アイアンシャフトのバラツキの解決がとても重要であることが理解されてとおもいます。
振動数管理とは、シャフトの硬さがcpmで管理されたクラブで、すべての番手の絶対硬度が同じクラブのことです。
絶対硬度とはスイングのタイミング、リズムが取れるやさしいクラブ
ドライバー45インチ 240cpmの場合、5アイアン38インチの調和されたシャフトのcpmは284cpmになります。7アイアン37インチでは292cpmになります。
シャフト長インチ | シャフトの硬さ(cpm) | 絶対硬度 |
---|---|---|
45 | 240cpm | 10800 |
38(5アイアン) | 284cpm | 10800 |
37(7アイアン) | 294cpm | 10800 |
この絶対硬度を理解するには、素材の硬さが10800で、その素材の長さで変化するシャフトの特性が45インチでは240cpm、38インチでは284cpm、37インチでは292で、元来のシャフト素材は3本とも10800の硬さと理解してください。
この10800が絶対硬度になり、各番手の振動数と長さの掛けた値が同じ値の場合は同じタイミングで打てる硬さのシャフトになります。
自分の得意とするクラブの値で比較した場合、絶対硬度の数値が上になれば、シャフトが硬くインパクトでフェースが開きやすく、逆に数値が下になればシャフトが軟らかくインパクトでヘッドがアップライトになりフェースがかぶりやすくフック系のボールが出やすくなります。
例えば:シャフトの長さとcpmをかけた場合、10800の値にならず11000の値になれば、そのクラブは硬く重いシャフトになりマッチングしていないことに結論づけられます。またその逆の場合も同様に結論づけられます。
シャフト長インチ | シャフトの硬さ(cpm) | 絶対硬度 |
---|---|---|
45 | 240cpm | 10800 |
38(5アイアン) | 290cpm | 11000 |
37(7アイアン) | 283cpm | 10500 |
シャフトの振動数の調和は、シャフトの最下点の復元時間を同じタイミングに設定出来、番手ごとの異なるフィーリングをなくし、各番手ごとに安定した距離感と安定した方向にボールを打つことができます。
さらに、振動数の調和は同時に重量の調和もできることになります。
この振動数、重量調和は、クラブの番手、長さが変化しても、同じリズムでスイングできることで、学習効果が非常に高く、上達の速度が早まります。
逆に、振動数が異なればその分インパクトのタイミングが異なり、クラブごとにリズムを調整してスイングしなければならず、インパクトが安定せずミスショットが出やすくなります。
振動数・重量管理されたアイアンシャフト
アイアンは振動数や重量管理がされているシャフトを使用することです。
シャフトの振動数と重量管理がきっちりされたシャフトメーカーは、アメリカのトウルーテンパーと日本の日本シャフトの2社があります。
ほかにもスチールシャフトメーカは存在しますが、振動数管理できているシャフトメーカーは、この2社でほぼ独占しています。
アイアンシャフトの中には、スティールシャフトは重くてカーボンシャフトを使用するゴルファーもたくさんいますが、カーボンシャフトでは振動数管理が難しく、カーボンに代わって、現在のスチールシャフトは80g前後の軽量シャフトも製造されております。
軽量ステールシャフトは、重さのリスクを軽減した結果、最近では女性、シニア―以外の女性プロゴルファーの多くが、この軽めのスチールシャフトの使用が増えてきているのが現状です。
また、トウルーテンパー社のステールシャフトでも日本向きに軽量ステールシャフトも販売されるようになってきています。
カーボンシャフトはステールシャフトと製造工程が異なり、設計においての自由度が高く、先端部分の設計はステールでは出来ない特徴を設定できます。これにより、高弾道で球を上げやすさに優れています。
カーボンシャフトは、やさしさと打ちやすさを求めるのであれば、シャフト重量も50g台から選べ、非常に非力な女性やシニア―などに向くシャフトです。
さらに肘を悪くされた方や病みあがりのゴルファーには、カーボンシャフトの使用が無難といえます。打感はシャフトに肉厚が厚く振動減速が早く余り手に来ることはありません。
カーボンシャフトのリスクは、シャフトのカーボンは竹と同様の縦のカーボンシートの組み合わせで製作されているため、振動数の管理がむつかしくトルクの値が大きいことです。
ただ最近では、かなりカーボンシャフトの製造管理技術の向上で、スチールシャフトに近いシャフトが生産されるようになっています。
アイアンの様に距離を求めるのは番手を変える事で対応、問題は正確なショット打てるかです。その点からカーボンシャフトは方向性において少し不安定といえますが、非力なゴルファーには余り影響はありません。
ただ、ハードヒッターのゴルファーには、カーボンシャフトは平均してシャフトのネジレ(トルク)の値が高く、、芝目の強いライや、深いラフからのショットで芝目に負ける欠点があり、方向性の不安定感は残ります。
スチールシャフトは、10年前から画期的進化で、カーボンに匹敵する軽量シャフトの開発に成功しました。昔も軽量シャフトはありましたが、良く折れゴルファーに不安をもたれ、余り普及はしませんでした。
近年、この軽量のステールシャフトの性能が驚異的進化を遂げ、カーボンシャフトのリスクをカバーできるシャフトに成長しました。以前スチールシャフトは重い、使いにくい、打感が悪い、ミスが出やすい、などアマチュアゴルファーにはとても使いにくいシャフトでした。
現在のステールシャフトは各番手の、振動数管理がきっちりと行われており、番手通りの距離が出せ、シャフトの安定感から、ほとんどのプロゴルファーが使用しています。
ステールシャフトは、イメージ通り安心してスイングでき、価格的にもカーボンに比べてリーゾナブルな点で、現在のアイアンシャフトはカーボンに変わって、ステールシャフトが主流になっています。
シャフト選択の基準のもう一つは、シャフト重量です。正確なショットを打つには重目のシャフトの方が正確に打て、カーボンシャフトより重いステールシャフトの方が好まれる理由です。
シャフト重量は、スイング中の回転軸を安定させるのには重要な要素になります。スイングの遠心力から安定した回転軸を作るためには、ヘッドスピードに耐えるシャフト重さが必要になります。
シャフトが軽すぎる場合は、無駄なリストや理想の体重移動が出来ず、スイング軸が動き不安定なスイングをしてしまいます。
理想はヘッドスピードが最も出せる、最大のクラブ重量が最適クラブウエイトと考えて下さい。
アイアンのクラブ総重量も装着シャフトで変わってきます。
以下は、ダイナミックゴールド S200 と NA PRP 950GHとの重量比較
ヘッド重量 |
シャフト重量 |
グリップ重量 |
クラブ総重量 |
---|---|---|---|
250g±5 |
ダイナミックゴールド S200 129g |
50g |
429g |
250g±5 |
NS.PRO 950 98g |
50g |
398g |
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5アイアンのクラブ総重量の参考資料
クラブ総重量g |
重さ感覚 |
対応ヘッドスピード |
---|---|---|
340~360 |
非常に軽い |
35以下 |
360~380 |
軽い |
38±2 |
380~400 |
普通 |
40±3 |
400~420 |
重い |
44±3 |
420~430 |
非常に重い |
47±3 |
430以上 |
超重い |
50 |
7アイアンの場合は上の数値に14g程度加算した値になります
上の表を参考に、アイアンの適正シャフトを選ぶ参考資料にしてください。
アイアンシャフトを選ぶポイントは、自分のヘッドスピードから、シャフトの硬さの選択で、シャフトの選択は適正クラブ重量とリンクしています。
逆に、振りやすいクラブ重量を選べば、当然シャフトの硬さも適正に近いシャフトが選べることになります。
アイアン選択の問題点は、アイアンのすべての番手のシャフトがハーモナイズされているかがポイントで、さらにウッドとアイアンの調和がされていることです。その為には下の振動数管理されたシャフトメーカーで、プロの使用率が高いシャフトメーカーを選択するのがベストです。
アイアンシャフトメーカのスペックと振動数
メーカーアイアンシャフト重量・振動数とヘッドスピード
トウルーテンパーと日本シャフトのシャフトはツアープロの多くが使用している、シャフトとして人気の高い振動数対応と重量管理対応シャフトです。
トウルーテンパーはアメリカのスチールシャフトメーカでシャフト重量はアメリカ人の様な体力のあるゴルファー向けに製造されています。
最近は日本人向けの軽量スチールシャフト、GS95 GS85 GS75が発売されています。
一方日本シャフトは日本人向けに製造されているため、幅広いスペックが用意されています。
下の記事は、日本シャフトのスチールアイアンシャフトの振動数・重量の参考資料
日本シャフトNS Pro シリーズのシャフトの重量とドライバ―のヘッドスピードの比較参考資料(Glossより特許取得)
シャフト重量 |
ヘッドスピード |
---|---|
70g台前後 軽い |
38m/s |
80g台前後 少し軽い |
38m/s |
90g台前後 平均的 |
40m/s |
100g台前後 やや重い |
43m/s |
110g台前後 かなり重い |
45m/s |
115g前後台 超重い |
48s/m以上 |
上記グラフのシャフト重量に適合するドラーバーのヘッドスピ―ド参考資料です。
Ns.Pro 750GH
このまで軽くなったスチールシャフト 驚異75g! しなやかにスイングでき、打てるエッセンス満載
女性ゴルファー。非力なシニアー向き
Ns.Pro 850GH
心地よい新感覚の打感、軽く振り抜け大きな飛距離。ヂュエルステップでシッカリ振りぬけ攻めるシャフト。
日本の女子プロにも人気のシャフト。
軽さと安定した方向性で、打ちやすい軽量ステールシャフト
優しく打てる一般ゴルファー向き
Ns.Pro 950GH
長年卓越した性能で支持されている軽量シャフトのベストセラー。
理想的なシナリで球を上げやすく、弾きの良さで飛距離も望める中調子シャフト。
ボールが上がらない、捕まらない、飛ばないゴルファーに最適なスペック。
シッカリ打てる一般ゴルファー向き
Ns.Pro 1150GH
適度な重量感を持たせ、しっかり打てる競技志向アイアンシャフト。
振りやすさとコントロールのしやすさを兼ね、弾きとねばりが特徴のシャフトです。
上級者ゴルファー向き
Ns.Pro MODUS³
プレイヤーのレベルやスイングに応じた強弾性と高い操作性を実現。
意のままの距離を狙える強さと、飛ばせる軽さで、直進性を兼ね備えたシャフトです。
競技志向ゴルファー向き
【関連資料】
ウッドシャフト重量に適応するアイアンシャフト重量はこちらから
グーグルとデータ提供者
日本シャフト | 品番 |
振動数cpm |
シャフト重量g |
---|---|---|---|
Ns.Pro750GH | S |
287 |
84.6 |
R |
279 |
80.6 |
|
Ns.Pro850GH | S |
300 |
91.0 |
R |
291 |
87.0 |
|
Ns.Pro950GH | X |
324 |
104.0 |
S |
314 |
98.0 |
|
SR |
308 |
97.0 |
|
R |
302 |
94.5 |
|
Ns.Pro1050GH | X |
321 |
114.0 |
S |
314 |
109.5 |
|
R |
302 |
106.0 |
|
Ns.Pro1150GH | X |
333 |
121.5 |
S |
323 |
116.0 |
|
R |
309 |
111.5 |
Ns.proを装着した場合のクラブ総重量と適応ヘッドスピード・参考資料
シャフト品番 |
クラブ総重量 5I |
適応ヘッドスピード |
---|---|---|
Ns.pro 750GH | 385g±5 |
38m/s前後 |
Ns.pro 850GH | 390g±5 |
40m/s前後 |
Ns.pro 950GH | 400g±5 |
42m/s前後 |
Ns.pro 1050GH | 410g±5 |
45m/s前後 |
Ns.pro 1150GH | 420g±5 |
48m/s前後 |
日本シャフトの商品品番とシャフト重量
品名コード |
シャフトスペック |
シャフト重量g |
---|---|---|
Ns.pro Zelos8 | R・先調子 |
84.0 |
S・先調子 |
89.5 | |
Ns.pro Zelos7 | R2・先調子 |
73.5 |
R・先調子 |
74.0 | |
S・先調子 |
77.5 | |
Ns.Pro 750GH Wrap | R・先調子 |
80.6~79.0 |
S・先調子 |
84.6~83.0 | |
Ns.Pro 850 GH | R・中調子 |
87.0 |
S・中調子 |
91.0 | |
Ns.Pro 950GH | R・中調子 |
94.6 |
SR・中調子 |
97.0 | |
S・中調子 |
98.0 | |
X・中調子 |
104.0 | |
Ns.Pro GH WF | R・中調子 |
94.0~99.0 |
S・中調子 |
98.5~103.5 | |
Ns.Pro GH HT | R・中調子 |
94.5 |
S・中調子 |
98.0 | |
Ns.Pro 1050GH | R・中調子 |
106.0 |
S・中調子 |
109.5 | |
X・中調子 |
114.0 | |
Ns.Pro MoDs³T-105 | R・元調子 |
103.0 |
S・元調子 |
106.5 | |
X・元調子 |
112.0 | |
Ns.Pro MoDs³T-120 | R・中調子 |
111.0 |
S・中調子 |
114.0 | |
X・中調子 |
120.0 | |
TX・中調子 |
126.0 | |
Ns.Pro MoDs³T-130 | R・中調子 |
121.0 |
S・中調子 |
124.0 | |
X・中調子 |
129.0 |
シャフト重量 |
ヘッドスピード |
---|---|
80g |
38m/s前後 |
90g |
40m/s前後 |
100g |
43m/s前後 |
110g |
45m/s前後 |
115g |
48s/m以上 |
シャフトの選択でNs.Pro850GHでR、Sの分類がありますが、Rの場合は優しく打ちたい、Sはしっかり打ちたいなどで選んでみてはいかがでしょうか?
トウルーテンパー重量スペック
グーグルとデータ提供者
シャフト品番 | 硬さ | シャフト重量 | キックポイント |
---|---|---|---|
DM ゴールド | R200 |
125g |
元調子 |
R300 |
127g |
元調子 |
|
R400 |
129g |
元調子 |
|
S200 |
129g |
元調子 |
|
S300 |
130g |
元調子 |
|
S400 |
132g |
元調子 |
|
New DMG | DG951R |
95g |
中元調子 |
DG951S |
95g |
中元調子 |
|
DG1051R |
102g |
元調子 |
|
DG1051S |
103g |
元調子 |
|
DG1051X |
105g |
元調子 |
|
DG1201R |
116g |
元調子 |
|
DG1201S |
118g |
元調子 |
|
DG1201X |
120g |
元調子 |
|
DMGcpt | S200 |
120g |
中調子 |
X125 |
125g |
中調子 |
|
ツアーイシュ | S200 |
120g |
中調子 |
X100 |
125g |
中調子 |
|
プジェクトX | 5.0 |
115g |
元調子 |
5.5 |
115g |
元調子 |
|
6.0 |
125g |
元調 |
|
6.5 |
125g |
元調子 |
|
7.0 |
130g |
元調子 |
|
ライフル | 7.0 |
126g |
中調子 |
7.0 |
131g |
中調子 |
|
7.0 |
141g |
中調子 |
|
7.0 |
146g |
中調子 |
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