パターの距離感は芯で打つこと
パターを芯で打つ理由
パターの種類には、長さでは長尺パターや短尺、ヘッド形状では、マッスルタイプ、センターシャフトタイプ、ピンパタータイプ、など、色んな形状パターが販売されています。
どの形状のパターであれ、またどのような打ち方スタイルであれ、パターを上手く打つゴルファーの共通点はボールを芯で打っことです。
パターでボールを芯で打つことは、ボールの回転が順回転になり、傾斜や芝目に負けない、球足の長い転がりの良いパットができます。つまり距離感を正確につかむことが出来るのです。
これは、自分がイメージして打ったタッチやラインを体感で覚える重要な要素になるのです。
しかし、芯を外して打てば、思った通りの距離が出なかったり、途中がらボールの減速でカップの手前で曲がりやすくなります。
これは、芯を外すことで、ボールに順回転でなくサイド回転が起こり、芝の抵抗を受けやすく減速するばかりか、どちらか左右に曲がる転がりをするため、ライン通りに転がらなくなるからです。
つまり、芯で打てずトウ側で外せば、フェースが開いてボールはスライスラインに転がり、距離も当然ショートしてしまいます。逆にヒール側で打てば、フェースがカブリフックラインの転がり距離は出なくなります。
芯で打ってこそ、正しい距離と、正確な方向に球を打ちだせるのです。
パターの基本中の基本はボールを芯で打てるかどうかにすべてが、かかってくるのです。
パットを上手く打つ基本には４つの重要な要素
１．距離感 ２．ラインの読み ３．ストローク ４．打ったフィーリング（タッチ）になります。
この４つがそろって初めて完璧なパッティングができたことになります。
しかし、カップに届く距離を打たないと、ボールはカップインしません。
つまり、この４項目で距離感がもっと重要で、パターの理論から距離感が基本になる事がわかります。
同じストロークの大きさでパットを行つた場合、芯で打った距離と芯を外して打った距離が異なります。
これは、毎回パットする時に、ヒッティングゾーンがバラバラでは、いつまでたっても、自分のストローク幅で距離感が確立できません。
そこで、芯でボールを打つ最も重要な要素はストローク中の軸の安定性になります。
通常ゴルフスイングは股関節を使い行いますが、パッテングの場合この股関節を固定するスイングワークになることです。
この股関節（A）を固定し、上半身の腕で作った三角形（B）を維持し、腹筋と腹斜筋を使いストロークすることです。
さらに、パッティングもスイングと同様、ヘッドスピードが減速状態でなく加速状態で打つものです。
そのため、アドレスではボール一個か半個程度左足側に置き、ヘッドが加速する状態で打つことが芯でボールを捕らえやすくなります。
パターの芯を知る方法は、胸の前にパターフェースが上を向くように持ち、フェースにボールを２～３ｃｍの高さから当ててください。
芯でボールが当たればヘッドのブレや振動がなく、音でも芯の場所がどうか判断できます。
パターのヘッドにマーカーシール（打ったボールの位置が確認できるシール）を貼り、芯で打てるように繰り返すことです。
もっと手短な方法は、芯の場所の両サイドにゴムを輪まき、実際、芯でボールを打てるかどうか判断できます。
上であげた、４要素が重要である事には変わりはありませんが、基本であるパターの芯で打つことか、距離感を作るうえで、他の要素の中で最初に習得すべき課題になります。
パターの練習は地味ですが、大切な１打で、練習を重ねて芯で打てるパッティングを目指してください。理想のパッテングはゴルフ全体のリズムを作る大切な要素です。
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