スチールシャフトとカーボンシャフトの違い
カーボンシャフトとステールシャフトの違い
スチールシャフト・カーボンシャフトに合わせたスインウ
カーボンシャフトの特徴
スチールシャフトの特徴
シャフトは重さとしなりが重要
カーボンシャフトとステールシャフトの違い(アイアン)
ゴルフスイングはシャフトの素材、性能により大きく影響されます。
スチールシャフトとカーボンシャフトでは、平均50g程度シャフト重量が異なります。
スチールシャフトの重量が110g前後と平均とすると、カーボンシャフトの重量は50g前後でスチールシャフトのほうが重くなりますが、近年カーボンシャフトでも100g程度の重量感のあるシャフトも発売されています。
スチールシャフトとカーボンシャフトの違いは素材が異なります。スチールシャフトはスチールで重く、カーボンシャフトは炭素繊維で軽く、スチール、カーボンでは比重が全くことなることです。
そのため、スチールシャフトの肉厚は薄く、カーボンシャフトの肉厚が厚くなります。これはインパクトの衝撃に関係し、肉厚厚いカーボンシャフトの場合は衝撃が吸収されますが、スチールシャフトの場合は、手に衝撃が伝わりやすくなります。
ドライバーの場合ほとんどカーボンシャフト装着で、アイアンの場合「カーボンシャフト」と「スチールシャフト」の両方が装着されているモデルがあるので、どちらを選んでいいか迷ってしまうことがあると思います。
これは、スチールシャフト、カーボンシャフトにもメリットとデメリットがあるということになります。
スチールシャフトとカーボンシャフトのメリット、デメリットについて以下のことが挙げることができます。
スチールシャフト・カーボンシャフトに合わせたスインウ
スチールシャフトからカーボンシャフトに変えたとたん、急にリズムが合わなくなる場合があります。
これは、シャフトの特性の違いから、シナリのタイミングがスチールシャフトとカーボンシャフトでは異なります。
特にスチールシャフトの場合、インパクトはファンドファーストの形になりますが、カーボンシャフトの場合は体のセンターでインパクトイメージになります。
これは、スチールシャフトはボールを押さえてあげようとスイング軌道がダウンブローに対して、カーボンシャフトはシナリがボールを自然にあげてくれることで、ダウンブローの意識が弱くなり、レベルブローにスイングできることです。
カーボンシャフトの特徴
カーボンシャフトとは、設計されたカーボンシートを軸に巻き付けて製造される炭素繊維になります。
カーボンシャフトの特徴
■ 芯でボールを打っても、その打感が伝わりにくい
■ カーボンでできているため、インパクトの衝撃が少なく、ひじ・手首の負担が少ない
■ 先調子でクラブが軽量でボールが上がりやすい
■ スチールシャフトに比べ値段がやや高額
■ スチールシャフトに比べシナリを感じる
■ ダウンスイングでタメが作りやすい
■ 打ちにいかなくてもインパクトが作れる
「軽くて飛ばせるカーボンシャフト」が作られたことで、シニアーゴルファーや女性ゴルファーなどで幅広い人々が楽しめるスポーツになりました。
カーボンシャフトは「軽く、しなりやすい」ため、非力な女性や年配の人に打ちやすいクラブになります。
カーボンシャフトは平均重量が50~60g前後でトルク値は4.5~6.5とヘッドがインパクトで返りやすくボールの捕まりがいいのが特徴です。
また、多くのカーボンシャフトは軽量で、シナリ(キックポイント)は先調子・中調子に設計されていることから、ボールを上げやすく打ちやすいシャフトです。
逆に、ヘッドスピードが速い方には、クラブの軽さと、トルクが大きい分、インパクト時のヘッドの開閉が大きくなりヘッドが暴れ、方向性が安定しい傾向があります。
また、クラブが軽い分、トップからの切り返しが早くなり、スイングのリズムが壊れ、ミスショットが出やすくなります。
ハードヒッターには軽いカーボンシャフトは、しなりやすい分、「方向性が悪くなる」とか「前後の距離感が合いづらい」くなります。
しかし、現在シャフト重量が100g前後でトルクもスチール並みの1.5~2.9で中調子のシャフトもあり、現在のカーボンシャフトは、ハードヒッターでも十分使用できるようになりました。
そのことで、カーボンシャフトは、振動を吸収しやすいので、インパクトの際の衝撃を和らげることから、ひじ、手首を痛めやすいゴルファーにはメリットもありますので、積極的に使ってみる価値はあります。
スチールシャフトの特徴
スチールシャフトとは、スチール素材で作られているシャフトで金属になります。
スチールシャフトの特徴
■ 芯を外して打った場合の打感が伝わりやすい
■ 衝撃が強いため、身体やひじ、手首に大きな負担がでる
■ インテンショナルでおさえた球を打ちやすい、操作性が良い
■ 値段が安くリーズナブルな価格
■ シャフトでのタメは作りにくい
■ インパクトを意識しないといけない、打ちにいかないといけない
基本的に重くて硬いスチールシャフトは、アスリートや上級者向きになります。
スチールシャフトを使いこなせるゴルファーは、カーボンシャフトより飛距離を伸ばすことができ、番手通りの距離を正確に打つことができます。
なた、トルク(1.7~2.9程度)が少ない分、インパクトでヘッドの開閉が少なく曲がらない球を打つことができ、筋力のある男性やヘッドスピードのあるゴルファーはスチールシャフトの使用が向いています。
現在では、100gを切る「軽いスチールシャフト」もあるので、一般男性ゴルファーでも問題なく使うことはできるでしょう。
シャフトは重さとしなりが重要
重いクラブと軽いクラブ、どちらが遠くにボールを飛ばせるでしょうか。長いクラブと短いクラブ、どちらがボールを遠くに飛ばせるでしょうか。
結論は長くて軽いクラブの方が飛距離を伸ばせることです。
軽さと長さはヘッドスピードに、重さは質量として飛距離に大きく関係してきます。
F=M(重さ)×ヘッドスピード(2乗)
しかし、重くて長いクラブは振りづらいため、ミスショットにつながり、結果的には飛距離が出ません。
以上から、クラブを長く使えるのは、軽いカーボンシャフトが向いていることになります。
ステールシャフトの場合は、自分がスイングできるクラブの長さ、重さの選択が重要になるのです。
また、シャフトの硬さも重要で、硬すぎても柔らかすぎても飛距離は出ません。
ドライバーではスチールシャフトの装着の意場合、シャフト重量350g以上なり重すぎ打てないことです。
硬すぎてもシャフトのシナリがなく、シャフトのパワーが十分生かせず飛距離が出なくなります。
シャフトがしなりすぎも球の捕まりはよくなりますが、クラブヘッドが暴れ、左右に大きく曲げてしまいます。
適度な重量で適度にしなるシャフト、これが最も飛ばせるシャフトになります。
このシナリはヘッドスピードに大きく関係してきます。シャフトの素材選択には欠かせないのがシャフトの硬さであること理解してください。
下の表では、ヘッドスピードとシャフト素材の選択基準になります。
参考にしてください。
ヘッドスピード |
振動数cpm |
スペック |
シャフト素材 |
---|---|---|---|
38m/s以下 |
240以下 |
L |
カーボン |
38m/s±2 |
235±5 |
A |
カーボン |
40m/s±3 |
245±5 |
R |
スチール・カーボン |
44m/s±3 |
255±5 |
SR |
スチール・カーボン |
47m/s±3 |
265±5 |
S |
スチール |
50m/s±5 |
275±5 |
X |
スチール |
50m/s以上 |
280以上 |
XX |
スチール |
私見
ドライバーがカーボンシャフト装着であれば、基本的にはアイアンもカーボンシャフトアイアンの仕様が理論的には正しい選択になります。
それは、上で述べたように、スチールシャフトとカーボンシャフトでは重さや、シナリに大きな違いがあるからです。
あえて、スチールシャフトの選択の場合、ドライバーに準ずるアイアンシャフト重量を選ぶことです。
参考資料:シャフト重量とそのフローについて
【注意点】
スチールシャフトからカーボンシャフトに変えた場合に起こりやす現象はトップしやすくなります。
逆に、カーボンシャフトからスチールシャフトに変えた場合、ダフリが出やすくなります。
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